換気で重要なのは「空気の入り口と出口を作ること」
お部屋の換気、上手にできていますか？
換気の重要性が言われるようになり、意識的に換気をするようになった家庭や職場も多くなったと思います。
しかし本当に効果的な換気法、ちゃんと知っていますか？
「なんとなくでやってる」「しっかり理解してやっている」どちらの意見もあることでしょう。
なんとなくでやっている方は、効果的な換気方法を知るため。
換気のやり方を知っている方は、なぜその換気方法が良いのか、ちゃんとした理由を知っておくといいでしょう。
効率的な換気法
新鮮な空気が流れ込む入り口と、淀（よど）んだ空気が排出される出口がないと、部屋の空気はなかなか換気されません。
窓が複数個所ある部屋ならば、できるだけ対角線にある2カ所の窓を開けましょう。
対角線である理由は、空気が循環せず淀む空間を減らすためです。
しかし中には2カ所の窓を開けても空気が入れ替わっている感じがしない時もあるでしょう。
そんな時は「小さく入れて、大きく出す」を試してみてください。
風や空気は、小さい隙間から勢いよく入り、大きい隙間から（小さな力で）出ていきやすいという性質があるため、外から空気が少しでも入ってくる側の窓は小さく開けて、外に空気が出る側の窓を大きく開けると効率的な換気ができます。
出典：DAIKIN「上手な換気の方法」
2カ所窓を開けられない場合
もし窓が2カ所開けることができない場合は、開けた窓に向けて扇風機を回し、外へ淀んだ空気が出るようにするか、空気の入る窓を開けつつ換気扇を回して空気の流れを作りましょう。
換気扇を使う場合は、換気扇から離れた位置の窓を開けましょう。
換気扇に近い窓を開けると、近距離の換気だけがされ、循環しない場所は淀んだままになってしまいます。
おすすめの換気のやり方
基本的には1時間に1~2度、5分程度換気をすることが推奨されていますが、窓を開けるのを忘れてしまったり手間がかかってしまうので、
2カ所の窓を拳1個分程度、常時開けておく換気法がおすすめ
拳1個分であれば、寒い時期も暑い時期も、換気で部屋の温度が急激に変化することが少ないので取り入れやすいでしょう。
小さめな部屋ならば「縦」にした拳1個分。大きめな部屋ならば「横」にした拳1個分、窓を開けると良いでしょう。
せっかく換気をするなら、上手な換気法をぜひ取り入れてみてください。
どうしても窓が1つの場合や、扉しかない部屋の場合は、サーキュレーターで空気を外に追い出して換気してください。
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