食品はレンジ内の中央に置きましょう。
料理や飲み物を温める時に便利な家電「電子レンジ」
冷めたシチューや冷凍食品がホカホカになって出てきて、温かい料理を口にすると心も体もポカポカします。
けれど、電子レンジで温めても熱い部分と冷たい部分があったり、温めるのに時間がかかったりすることありませんか?
そこで今回は、電子レンジで加熱ムラを減らし、上手に温めるコツをお伝えします。
食品を置く最適な位置
まず大事なことは、食品(料理)の入った器を置く位置です。
レンジは電波を放出し、庫内に反射させ、食品全体に当てています。
食品を置く場所がどこかに片寄っていると、一部に電波が多く当たる(または当たりにくくなる)ことで加熱ムラができやすくなるので、中央に置くようにしましょう。
電子レンジの掃除の重要性
また、電子レンジの中は定期的に掃除していますか?
レンジ内に食品や調味料、油などの汚れ・水滴が付いている場合はキレイにしておきましょう。
汚れや水滴に電波が集中して、温めたい料理や食材に当たる電波が減り、温まりにくい原因になります。
レンジの電波は食品に含まれる水分を振動させ、摩擦を起こすことで加熱しています。
庫内に水分や汚れがあると、そちらにも電波が行ってしまいますし、火災の原因にもなるので、庫内はできるだけキレイに保ちましょう。
加熱ムラが起きてしまう場合
しかし食品を中央に置き、庫内をキレイに保っていても、食品によって加熱ムラが起きてしまうことがあります。その場合は、
・加熱途中で混ぜたり、並べ変えたり、上下を返したりしてください。加熱後も混ぜてください。
出典:TOSHIBA「レンジ加熱でムラになる」
・レンジ1000Wなどの高出力では加熱ムラが生じやすいため、600Wや500Wをおすすめします。
・レンジ加熱で調理するときは、材料の大きさをそろえるようにしてください。
レンジ加熱の特性上、食品の外側から温まっていくので、外側が熱く中が冷たいという現象が起きやすいです。
加熱途中で一時停止し、温かい部分と冷たい部分の場所を入れ替えたり混ぜたりすると、まんべんなく温めることができます。
しかし高出力(1000wなど)になると加熱が短時間で行われるので、温度差のある加熱ムラになりやすくなります。
大きい食品や量の多い食品は600w前後の出力のほうがムラが少なくなりますので試してみてください。
また、食材の大きさが違うと、温度が上がるまでに時間差ができてしまうので、大きさを揃えると良いです。
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