カーテンやレースカーテンの洗い方は、
・洗う頻度は年に2回、最低でも1回
・洗濯表示を確認する
・ホコリは必ず落とす
・カーテンフックは必ず取り外す
・じゃばら状にして洗濯ネットに入れる
・洗剤は中性洗剤を使う
・水流は「弱」、水量は「最大」
・脱水は1分程度
・カーテンレールにかけて干す
あなたはドレープカーテン(厚手のカーテン)やレースカーテン(薄手のカーテン)を洗っていますか?
年に何回か洗っているという方もいれば、今まで一度も洗ったことがないという方もいるでしょう。
結論から言うと、一見汚れていないように見えるカーテンでも、年に1回は洗ったほうが良いです。
洗っていないカーテンは、春に飛んでいた花粉や黄砂が残ったままであったり、梅雨や冬の結露で発生したカビが付いていたなんてことも。
今回は、今までカーテンを洗ったことのない方でも簡単にできる、カーテンを洗う手順と上手な洗い方をお伝えします。
洗う頻度
カーテンにはホコリだけでなく、花粉や黄砂、手あかや排気ガスが付いています。
また、調理や料理から漂った油煙(料理した時に発生する油と水蒸気の混じった湯気)、タバコの煙など、外からだけでなく家の中からの汚れも付きます。
可能であれば年に2回、最低でも年に1回は洗濯するのがおすすめ。
「生地を傷めるから洗いすぎはよくない、年に1回がベストだ」とするサイトがほとんどですが、1年分の汚れが付いたまま日光や湿気に晒され続けるほうが、傷んだりカビの発生原因になります。
カーテンを洗濯するベストなタイミングは、
・梅雨の前(5月頃)
・秋の行楽時期(10月頃)
春の花粉や黄砂の飛来が落ち着いた時期と、換気のために窓を開けて外のホコリや排気ガスが付いた夏の終わりがおすすめです。
一方、湿度が高い梅雨や気温が低く結露が発生する冬は、カーテンが乾きにくく、カビ発生の原因になるので、あまりおすすめはできません。
しかし、カーテンによく触る子供がいる、カーテンのある部屋で調理したり食事したりするなど、カーテンが汚れやすい環境の場合は、洗う頻度を上げるのも良いでしょう。
洗濯表示を確認する
洗濯前に大事なのは、洗濯表示を確認すること。
「洗濯(水洗い)可」の表示があれば、家庭で洗濯することができます。
「洗濯(水洗い)不可マーク」の表示の場合は、水洗いすると色落ちしたり縮んだりする場合があるので、洗濯はクリーニング店にお願いしましょう。
洗濯表示の見方
出典:消費者庁「新しい洗濯表示」
現在は洗濯機で洗える生地や加工がされた物が増えているので、そちらに買い替えるのもおすすめです。
洗う前の準備
まずは、カーテンに付いたホコリを落としておきましょう。
掃除機で吸うのがベストですが、手間だと感じる方は、ベランダや玄関前(外)でバサバサと数回振るだけでも構いません。
ホコリが付いたまま洗濯機に入れてしまうと、濡れてホコリがよりくっ付いてしまうので、この一手間が大切です。
また、カビがポツポツと一部分にだけ生えている場合は、お湯と「酸素系」漂白剤を入れたバケツや桶にカビている部分を浸け、30分~1時間ほど放置してから洗濯しましょう。
カビている範囲が広い場合は、ゴミ袋などの大きなビニール袋に入れて浸け置く方法もあります。
しかし、カビが除去し切れなかったり、再びカビが発生しやすい環境の場合は、今後の手間と時間を考えると、洗えるカーテンに買い替えたり、カビ防止スプレーをかけておくのがおすすめです。
カーテンフックは必ず取り外しましょう。
カーテンフックが付いたまま洗うと、生地に引っかかったりフックが壊れたりしますし、フックと重なったカーテン部分の汚れが落ちません。
フックが汚れている場合は、流水で洗い流すと良いでしょう。
洗濯のポイント
カーテンはじゃばら状に折って、洗濯ネットに入れて洗いましょう。
洗濯機にそのまま入れても洗えますが、生地同士が擦れて傷む原因になるので、洗濯ネットに入れるのが最適です。
まずカーテンを山折・谷折りを繰り返してジグザクにたたみます。
細い長方形になったら洗濯ネットの大きさに合わせてたたんで入れます。
出典:ふくろうのカーテン「自宅でも簡単!専門家が教える遮光カーテンの正しい洗い方」
洗濯ネットはカーテンの大きさに合った物がベストですが、たたんだカーテンより大きかった場合は、余分な部分を結んだり輪ゴムやヘアゴムで留めて、中でカーテンが動かないようにすれば問題ありません。
洗剤は中性洗剤がベスト。
さらに柔軟剤を併用すると、風合いを保ち、静電気で花粉やホコリが付くのも抑えてくれるのでおすすめです。
水流は「弱」や「おしゃれ着・手洗いモード」など弱め、水の量は「最大量」で洗いましょう。
洗濯ネットに入れているのであれば通常の洗濯モードでも構いませんが、優しい洗い方(洗濯モード)にすることで、生地を傷めるのをより和らげてくれます。
また、水量が少ないとカーテンが水に浸かり切らず、洗えていない部分が出てきてしまうので、たくさんの水量(洗濯機の最大量)で洗いましょう。
常温の水でも構いませんが40度程度のお湯のほうが、手あかや油煙などの油性の汚れが落ちやすくなります。
洗濯には風呂の残り湯を使っても構いません。
詳しくは「【残り湯問題】お風呂の残り湯って本当に洗濯に使っていいの?」をご覧ください。
脱水時間は短く1分、乾燥機能や乾燥機はNG。
脱水を長く行ったり乾燥にかけてしまうと、型崩れやシワの原因になります。
脱水は1分程度にしましょう。
30秒程度を推奨するサイトがほとんどですが、短すぎると干したときに水が滴ってくるので、1分程度がおすすめです。
もし水が垂れてくる場合は、追加で1分程度、脱水をかけてください。
ドレープカーテン(厚手のカーテン)であればレースカーテンほど型崩れしにくいですし、現在は形状記憶加工をされた物もあるので、そちらを選ぶのも手です。
カーテンはカーテンレールにかけて自然乾燥させましょう。
脱水後はすぐにカーテンを干してください。
そのまま放置していると、シワが付くだけでなく、カビが生える原因になります。
外しておいたフックを付けてからカーテンレールに干すことで、干す場所も取らず、濡れたカーテン自体の重みでシワが伸びます。
当然ながら、干している間はカーテンを閉めておいてください。
カーテンを開けて折り畳まれた状態にすると、なかなか乾かないため、カビ発生の原因になります。
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