逆境や困難な状況に遭ったときに、「自分には無理」「誰かなんとかして」と思ったことはありますか?
自分の経験や能力に自信があれば、「なんとか乗り越えられる」と考えて、果敢に挑戦したり対処したりできます。
しかし、そもそも自分に自信があまりなくて、難しい状況に陥るたびにストレスを感じている方も多いでしょう。
それでも、自分に自信を持って「困難やトラブルを乗り越えられるようになりたい」と思っている方もいると思います。
そこで今回は、逆境や困難な状況に陥っても、自分に自信を持って行動できるようになる方法の一つ、「自己効力感(じここうりょくかん)」についてご紹介します。
自己効力感とは
自己効力感とは、
自分の行動やモチベーション、状況をコントロールする能力に自信を持ち、困難な問題や状況にも対処できるという感覚のこと。
似ている言葉に「自己肯定感」がありますが、自己肯定感は「ありのままの自分を肯定する、好意的に受け止めることができる感覚」という意味なので自己効力感とは違います。
自己効力感が強い人ほど、
・ストレスに強いので感情が安定し健康状態が良い
・トラブル解決に取り組むので人間関係が良好
・困難な課題に挑戦するので学習やスキルの上達が速い
・逆境に強いので仕事のパフォーマンスが高く成功しやすい
など、様々なメリットがあります。
逆に自己効力感が弱い人ほど、
・ストレスに弱いのでネガティブに陥りやすく、健康を崩しがち
・周囲の環境を変える気力が湧かないので、受け身になって悪い人間に搾取されやすい
・目標を達成するモチベーションが上がらず、夢が夢のまま終わりがち
・逆境に弱いので仕事にストレスを感じやすい
など、気になるデメリットもあります。
診断テスト
自分の自己効力感レベルがどれほどあるか診断してみましょう。
GSEというテスト(下記10問)に、それぞれ1~4点で点数をつけていってください。
「まったく当てはまらない」なら1点
「完全に当てはまる」なら4点
すべて足して合計点を出してください。
1、困難な問題でも頑張ればいつも解決できる
2、他人が反対しても、自分が欲しいものを手にするための方法を見つけられる
3、目標に集中すれば、ゴール達成するのは簡単なことだ
4、予想しない事態が起きても、効率的に対処する自信がある
5、予想しない状況になっても、機転を利かせて解決する自信がある
6、必要な努力さえ続ければ、ほとんどの問題は解決できる
7、自分の問題解決力を信頼しているので、困難が起きても冷静でいられる
8、どのような問題が起きても、複数の解決策を見つけられる
9、トラブルに陥っても、複数の解決策を考えつく
10、何が起きても、いつも対処できる自信がある
20点以上であれば平均的、30点を超えれば高い自己効力感を持っています。
自己効力感の高め方
自己効力感レベルを高めたい場合は、「似たような目標を持つ人にアドバイスをする」のがオススメです。
アドバイスの効果については「【実験で証明】アドバイスは受けるより与えるほうがやる気アップする」でもご紹介していますが、
他人にアドバイスをする
↓
他人に感謝される
↓
自分は他人に影響を与えられる人間だと実感できる
↓
自分に自信が持てるようになる
↓
自分も頑張らないと口だけの人間に思われると感じる
↓
自分も行動や挑戦する回数や度合いが増える
という流れで、自己効力感が高まっていきます。
この手法を実現するのに最適なのが、自分と似た目標に向かって努力している仲間を探して、アドバイスをし合う関係を築くこと。
そうすることで、お互いやグループ全員が自信を持ち、問題解決のアイデアを見つけられるだけでなく、自己効力感を高めていくこともできます。
リアルでもネット上でも構わないので、副業やスポーツ、ダイエットなど、自分が達成したい目標と同じ目標を持って行動している仲間を見つけて、アドバイスし合ってみてください。
それこそ、自己効力感を高めたいと思っている仲間を見つけて、自己効力感を高めるために何を学んで、どんなことを実行したかアドバイスし合うと、学びと成長が同時に達成できるのでオススメです。
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