【美容師が教えない】健康な髪と頭皮を保つシャンプーのやり方【予洗い~すすぎまで】

洗髪のやり方は、

・1分間の予洗い
・頭皮を洗う
・手は小刻みに上下
・すすぎは頭皮にお湯を叩きつける

シャンプーで上手く頭、洗えていますか?

毎日無意識にやっているシャンプーでの洗髪、実はキレイに洗えていない可能性があります。

シャンプーの仕方を教えてくれる美容師や医師のサイト・動画で勉強したから知っているという方もいるでしょう。

けれどほとんどが「指の腹で洗え」とは言うけれど、どういう指の動かし方で洗えばいいのか伝えていなかったり、人によって教えてくれる洗い方が違ったりで、どれが正しいのかわからなくなりませんか?

今回はなぜそうやったほうが良いのか理由も交えて、シャンプーでの洗髪方法をお伝えします。

シャンプー前の「ブラッシング」については、別記事があるのでそちらをご参照ください。
【実は必要ない】シャンプー前のブラッシング

洗う前の前提

まず大前提として、使うお湯の温度は最初から最後まで37~39℃にしましょう。

髪の毛を元気にするためのお湯の温度は37~39℃。
体温より少し高いけれど「熱い」と感じない温度です。
これ以上温度が高いと、皮脂を取りすぎてしまいます。
(中略)
また、37℃より低いぬるすぎるお湯では、汚れを落としきれません。
頭皮には、おでこや鼻の2倍の皮脂腺があるため、ぬるすぎるお湯では不要な皮脂が残り、過酸化脂質がたまりやすくなってしまいます。

出典:DIAMOND online「髪のプロが教える! シャワーの温度は何℃が正解?

40度を超える湯温で必要な皮脂まで落としてしまうと、髪のパサつきや頭皮の乾燥、かゆみの原因になります。

また、シャワーを手に持つか、シャワーフックにかけて使うか。シャワーに対して前を向くか、後ろを向くか。
これらは、ご自身がやりやすい方で行って構いません。

予洗い

まず大切なのが「予洗い(プレウォッシュ)」

シャンプーで髪を洗う前に、お湯で髪や頭皮についたホコリやフケ、整髪料や水溶性の汚れなどを落とす作業です。

これを行うことで頭の約7割の汚れは落ちると言われており、後に行うシャンプーの泡立ちも良くなります。

美容師によっては2~3分行うようですが、汚れ自体はシャンプーで落ちますし、長く洗うぐらいならシャンプーで2度洗いしたほうが手軽で早いので、行う時間は髪の長さや量によって異なりますが30秒~1分程度やれば充分です。

洗い方は、髪全体をまんべんなくシャワーで流しつつ、ランダムに髪の間に指を通して汚れを洗い流す感じです。

頭の洗い方

予洗いが終わったら軽く髪の水気を切り、手のひらにシャンプーを乗せて広げてから髪に付けてください。

泡立てるのは髪の毛全体を使い、空気を含ませるように泡立て、逆さにしても落ちないぐらいキメの細かい泡が髪全体に行き渡ればOKです。
キメの細かい泡は摩擦によるダメージを軽減し、皮脂をより泡に吸着して落としやすくします。

手のひらで事前にしっかり泡立てることを推奨する方もいますが、時間と手間がかかって大半の方がそのうち面倒になってやらなくなるので、シャンプーを軽く手のひらに広げて、髪で泡立てるのをおすすめします。

なかなか泡立たない場合は、シャンプーやお湯を少量足してください。
それでも泡立たない場合は髪の汚れが原因なので、一度洗い流して2度洗いしましょう。

泡立ったら泡で「頭皮」を洗います。

シャンプーは髪を洗うものと思いがちですが、頭皮を洗うものと考えてください。

実際問題、シャンプーを泡立てる時に汚れは髪から落ちていますし、頭皮を洗うのと同時に髪の汚れも取れるので、汚れの残っている頭皮を意識して洗いましょう。

ただし、肩より下まで伸びている髪の長い方で、シャンプーの泡が髪全体に広がっていない場合は、手ぐしで髪をとかすように、泡を髪全体に行き渡らせてください。

頭皮を洗う際は指の腹を使い、生え際を洗い残さないよう意識しつつ、

最初はもみ上げから額の生え際に沿って頭頂部まで、「小刻みに指を上下」しながら頭皮を軽く擦っていきます。

爪を立てると頭皮が傷つき、かゆみやフケの原因になるので、必ず指の腹(第一関節までの部分)を使いましょう。

また、髪は重力に従って下へ向いているので、下から上に向かって指を動かしていくほうが、髪の中に指が入って頭皮をしっかりと洗うことができます。

上から下へ洗ったり大きく指を動かすと、髪の上を指が滑って頭皮に指が届かないので、洗髪は「下から上へ」「小刻みに上下」がおすすめです。

この時の指の力の強さは、頭皮が小さく動く程度の弱い力でOK。

洗顔は泡だけで洗えと言われるのに、同じ皮膚である頭皮はゴシゴシ洗うというのは理に適っていないでしょう。
ただし、頭皮は他の毛より太くて密集している髪の毛があり、毛穴が他の場所より多く、皮脂もくっ付いて残りやすいので、軽い摩擦は必要です。

顔の生え際部分が終わったら次は耳の上から頭頂部まで。
そこが終わったら耳の後ろから頭頂部まで。
少しずつ洗う位置を後方にズラしながら、後頭部の襟足から頭頂部まで行ってください。

しかしこれで充分ではありません。

あくまで指を下から上まで小刻みに上下しながら頭を洗っただけなので、洗い漏れ箇所が必ず発生します。

言うなれば縦線を引いただけなので、まんべんなく洗うには横線も必要です。

またもみ上げに戻ったら、

今度は指を「前後」に小刻みに動かしながら、下から頭頂部を目指して洗ってください。

こうすることで縦向きと横向きの2方向で洗うことになるので、洗い漏れが大幅に減ります。

そして後頭部の襟足から頭頂部まで洗ったら、額の中央の生え際からつむじまでのセンター部分を最後に洗ってください。

頭皮を下から上に洗う方法は頭皮をしっかり洗えるのですが、頭のセンター部分は左右の手の指がぶつかる位置のため、洗い残しが発生しやすいので、念のため洗うことをおすすめします。

また、後頭部や生え際は洗いにくいという方もいると思いますので、その場合は手首を90度内側に向けたり、上下ではなく前後に指を動かしても構いません。

洗いづらいやり方で洗い残しが出るより、洗いやすいやり方で丁寧にやる方が良いでしょう。

すすぎ方

シャンプーをすすぐ時は、まず全体の泡を大まかに洗い流した後、

すすぐ部分にシャワーを当てながら、お湯を頭皮に届かせるために、指全体を髪の中に入れながら、手のひらでポンポンと頭皮にお湯を叩きつけるようにすすいでください。

シャワーを直接当てるだけでは、髪の表面をお湯が流れ頭皮がキレイに洗い流せないので、手のひらで頭皮にお湯を当てて届かせるのがおすすめです。

この時に手のひら自体を頭皮にぶつける必要はなく、あくまで手のひらで頭皮にお湯を当てて泡を流すだけでOKです。

当然ながら重力に従って洗い流された泡は下に落ちていくので、顔を上に向けてやるなら額周辺から、顔を下に向けてやるなら後頭部からすすぎ始めてください。

シャンプーの泡ですでに汚れは頭皮から浮いている状態なので、頭皮を擦るようにすすぐ必要はありません。
髪はシャワーが直接当たりますし、頭皮をすすいでいれば自然と髪の泡や汚れも洗い流されるので、髪の短い方は、髪だけをすすぐといった作業は必要ありません。

ただし髪の長い方は、頭皮が洗い終わったらシャンプーの泡を行き渡らせたのと同じ要領で、髪だけを追加ですすぎましょう。

すすぐ時間は、少なくとも洗髪時間と同じ時間をかけてすすいでください。

この時間を短く済ませてしまうと、洗い流しきれなかったシャンプーの泡が頭皮のかゆみやフケなどの原因になります。

特に生え際部分は洗い残しやすいので、丁寧にお湯ですすぐように心がけてください。

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