【対処法も紹介】好きなことを仕事にすると失敗する科学的な理由

好きなことを仕事にすると、

・情熱が持てなくなる
・パフォーマンスが落ちる
・ストレスでメンタルを病みやすくなる

対処法は、

・仕事以外でも情熱を求める
・「好き」より「大切」を重視する

「好きを仕事に」というアドバイスはよく言われ、自分もそうしたいと思う方は多いでしょう。

好きなことを仕事にして、情熱を持って取り組んでいる方もいます。

仕事に意義を感じなければモチベーションも上がらず、ただ生活費を稼ぐための手段となり、「好きなことで稼げるようになりたい……」と思うのが人間心理でしょう。

しかし、「好き」を仕事にすること〝だけ〟を考えて、転職したり副業したりすると、いざ好きな仕事を始めた後に、段々と情熱が持てなくなり、人生にとってマイナスになることをご存知ですか?

今回は、「なぜ好き〝だけ〟を考えて仕事を探してはいけないのか」、その理由と対策法をご紹介します。

「好きを仕事に」がダメな理由

「好き」や「情熱」は見つけるものではなく育てるもの

人は好きなことを仕事にすれば、情熱を持ってずっと取り組めると思いがちですが、恋愛と同じように、どんな仕事でも情熱が落ち着く時期が必ず来ます。

そうなると、

「もっと情熱が持てる仕事がしたい」

「自分がもっと好きになれる仕事があるはずだ」

などと思いやすくなり、何度も転職したり副業ジャンルを切り替えたりして、仕事に長く取り組まず、天職探しに翻弄される傾向が強まります。

仕事に対する情熱は、仕事でのチャレンジや取り組み方、人間関係などで変化していき、スキルや知識、経験が身に着くことで、情熱を持てるようになるケースのほうが多いです。

特に、好きな仕事に情熱を持って取り組んでいる人ほど、人間関係の問題で「仕事は好きだけど……」となりがちです。

どんなに好きな仕事をしていても、

・ハラスメントしてくる上司
・ミスばかりの部下
・理不尽なクレーマー
・無理難題を押し付けてくるクライアント

などがいると、最初は情熱を持って取り組んでいても、次第に情熱が失われていきます。

大切なのは「人間関係」「自分が成長していっている感覚」

ゆえに、好きや情熱〝だけ〟を求めて転職したり副業を始めることはオススメできません。

情熱が逆効果になることもある

情熱を持つこと自体は良いことですが、好きなことを仕事にしているがゆえの「強い情熱」は、マイナスになることもあるので注意が必要です。

仕事に強い情熱がある人は、

・「喜んでやってくれるだろう」と無理な仕事を任せられたり、自分で処理し切れない仕事量を抱えがちで、残業やストレスが増えて燃え尽きやすい

・知識と経験が他人より増えるので自信過剰に陥りやすく、仕事に欠かせない情報を無視したり、他人からの忠告に耳を貸さない傾向があり、そのせいで仕事のパフォーマンスが低下しやすい

・仕事にばかり情熱を注ぎがちなので、仕事でトラブルに遭遇した際に、メンタルを回復する他の手段がないので病みやすい

・趣味や娯楽によるリラックス効果や創造性アップの効果を得にくくなるので、逆に仕事への情熱が低下し、仕事を辞めてしまう可能性が高まる

など、逆効果として働くことが多々あります。

これらは、

「仕事に情熱を持つな」
「好きなことを仕事にするな」
「情熱の持てない嫌いな仕事だとしても、収入安定のためにやり続けろ」

という意味ではありません。

情熱は強まったり弱まったり変化するので、好きな仕事をするという情熱〝だけ〟で仕事をしたり転職や副業に取り組むと、マイナスに働きやすいので注意しましょう、ということです。

仕事で重要なこと

では、転職や副業も含め、仕事では何を重視すればいいのかご紹介します。

仕事以外でも情熱を求める

仕事だけに情熱を求めたり、仕事以外を犠牲にせず、プライベートにも好きなことを増やすのが重要です。

仕事以外にも情熱を持って取り組める趣味や娯楽など、楽しいことを日々の生活に組み込んで、情熱の幅を広げたほうが仕事のパフォーマンスも上がります。

仕事にだけ情熱を注いでいると、情熱が弱まったり、情熱の持てない部署や悪い人間関係の場所に異動されるなどすると、途端にやりがいを失います。

仕事以外にも自分の情熱が注げるものを見つけて、人生の一部にするのが良いでしょう。

「好き」より「大切」を重視する

好きなことを仕事にしていると「やっていて楽しい・幸せ」という感覚はもちろんありますが、トラブルや人間関係で悪いことが続くと、「楽しい・幸せ」を感じられなくなります。

だからこそ、本当に重要なのは「好き」より「大切」を主軸に置くこと。

「大切」は、「個人の価値観」「社会で成し遂げたいこと」など、自分にとって重要だと思えることです。

「家族をお金の不自由から解放してあげたい」

「自分の仕事で多くの人笑顔にしたい

「地球環境を改善したい」

など、「自分にとって大切なこと」に意識を向けて取り組む人ほど、「大切なことを達成するために頑張る」という意欲が湧くので、仕事をする過程で避けられない人間関係やトラブルなどの試練を乗り越える力がつきます。

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