冬や長雨(梅雨や秋雨)の時期になると、部屋干しのみならず、外干しして何時間経っても乾き切らないタオル。
バスタオル、フェイスタオルだけに限らず、ハンドタオルやハンカチも寒い時期や湿度の高い時期になると、干しても下の部分が湿ったままで、翌日までタオルだけ干したまま、なんてこともありますよね。
乾燥機があれば時短はできるけれど、光熱費もかかるし、置き場所に困るので導入していない方もいると思います。
そこで今回は、綿より吸水性・速乾性が非常に高く、肌触りも良い「マイクロファイバータオル」をご紹介します。
マイクロファイバーとは
マイクロファイバーは、ナイロンやポリエステルなどの化学繊維で作られた繊維のこと。
出典:椿本興業株式會社「マイクロファイバーとは?」
その繊維は非常に細く、その細さは髪の毛の100分の1程度であり、繊維断面はギザギザで角ばっているため、一般的な繊維に比べより多くの水分を吸水することや、汚れや細かいホコリをかき取る性能に長けています。
綿は繊維そのものが水分を吸い込むという性質がありますが、繊維の隙間が少ないため、大量には水分を吸い込めません。
その点、マイクロファイバーは繊維そのものが極細で、それが密集していることで無数の毛細管現象(細い隙間に水分が吸い込まれる現象)が起き、大量に水分を含むことができます。
マイクロファイバータオルの特徴
マイクロファイバーで作られたタオルや布には、様々な特性があります。
製法や密度などによって差異はありますが、綿の数倍の吸水力と吸水速度があるので、風呂上りの髪や全身の水気を拭き取るのに、フェイスタオルサイズでも充分効果を発揮します。
また、隙間がたくさんあるので表面積が広く、空気に触れる面積が綿より広いので速乾性が高いのも特徴です。
さらに、綿のタオルは吸水力と風合いを高めるためにパイル(繊維が輪っか)状になっていることが多いですが、マイクロファイバーのタオルは元々の吸水力が高いので、カットパイル(輪っか部分をカット)状になっている物も多く、ふんわり柔らかい肌触りなのも特徴です。
バスタオルやフェイスタオル、ヘアドライタオルやハンドタオルなど、様々な大きさと形状の物があるので、スポーツや筋トレ、風呂上りやプール、手洗いなど多種多様なシーンで使えます。
使用に際しての注意
マイクロファイバーは化学繊維かつ極細のため、熱を加えると変形やごわつきなど、傷む原因になります。
直射日光、アイロン、乾燥機、火や熱源の近くなどは避けるのが良いでしょう。
また、滑りにくい素材なので、髪や全身を拭くときは表面を滑らせず(擦らず)に、ポンポンと押さえて水分を吸収させるように拭きましょう。
吸水力が高いので、それだけで問題なく水分を拭き取れます。
綿と同じように、繊維の表面がコーティングされると吸水力が落ちるので、できれば柔軟剤の使用を避けるか、表面をコーティングしない柔軟剤を使用するのがオススメです。
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