自分の価値観に沿って生きていくと、不安やストレスが減り、心も身体も健康的に過ごすことができます。
しかし、自分の価値観を見つけても、それに沿った行動をしなければ、
・他人や仕事に不満を抱く
・疲労感が溜まりやすくなり、いつも疲れている感じがする
など、ストレスが重なり続けて、心と体の健康を損なうだけでなく、「なんの為に自分は生きているのだろう」と人生の意義まで見失ってしまいます。
けれど、自分が価値観に沿った生き方ができているか、基準が曖昧なので判断しづらいものですよね。
そこで今回は、「自分は価値観に沿った生活を送れているか」を確認できる「VQテスト」と価値観の探し方をご紹介します。
VQテスト
「VQ」とは「Valuing Questionnaire:評価質問」の意味で、心理療法の現場などでも使われるテストです。
その日本人向けのVQテストの検証(日本語版Valuing Questionnaire(VQ)の信頼性と妥当性の検証)をした中から、「あなたがどれぐらい価値観に沿った生き方ができているか」をチェックするテストをご紹介します。
テストは全10問で、0~6点で採点します。
まったくあてはまらない→0点
非常によくあてはまる→6点
のように採点して、1~5番の合計点、6~10番の合計点を出してください。
今日を含めてここ1週間で、それぞれの質問に自分がどの程度当てはまっているか採点してください。
(わかりやすくするために、質問の順番を実際のテストとは変えています)
1.やる気を感じていなくても、自分の目標に向かって取り組んでいる。
2.自分の生き方に誇りをもっている。
3.自分の人生で大切にしていることに向き合い、前進している。
4.自分の理想とする人間に日々近づいている。
5.自分の人生には意味があるように感じる。
6.自分にとって重要なことに取り組んでいる最中でも、過去や未来について考えることが多い。
7.日々の生活の中で、自動操縦をしているかのように、意識せずに行動することが多い。
8.思考、感情、記憶が邪魔をして、本当にやりたいことができないときがある。
9.物事が予定通りに進まないとき、あきらめが早い方である。
10.自分にとって重要であることを意識せずに、形だけやっているようなときがある。
1~5番が「前進」に関する質問、6~10番が「障害」に関する質問です。
前進
自分にとって重要なことを、どれくらい自覚して生活できているか?
人生で重要なことに向けて進む忍耐力があるか?
が診断できます。
この合計点が高いと、自分の価値観を自覚し、忍耐力を持って行動していると判断できます。
障害
価値を軽視しながら行動していないか?
嫌な体験を避けすぎて、価値観に沿った生活が崩れていないか?
が診断できます。
この合計点が高いと、自分の価値観を軽視し、嫌な体験を避けて価値観に抗った行動をしていると判断できます。
この点数より上(または下)なら問題ないという基準はありません。
しかし、「前進」の合計が20点〝以下〟、「障害」の合計点が20点〝以上〟であれば、もっと価値観に沿った生活を心がけると、人生の質が向上する可能性があります。
気になった質問の項目を見直し、「これを改善するために、自分はどう考えて行動すればいいか?」と考えて、数ヵ月に1度、定期的にVQテストで価値観を再診断しつつ実践してみてください。
価値観(人生の意義)を探し・見直す方法は、
【価値観探し】自分が本当にやりたいことを見つけられるベストな手法
【診断テスト】あなたが意義のある人生を過ごせているかチェック【人生を有意義にする方法も紹介】
でご紹介しています。
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