あなたは人生に意味や意義を感じて過ごしていますか?
「人生に夢や目標を持って有意義に生きている」
「人生でやりたいことはない。意義も感じられない」
など、様々な思いで生きていることでしょう。
しかし、せっかくこの世に生まれてきたのだから、有意義な人生を歩みたいと思う方は多いと思います。
そこで今回は、あなたが意義のある人生を過ごしているかの診断テストと、意義のある活動と意義のある人生にする方法をご紹介します。
「意義のある人生を過ごしているか」のテスト
アメリカの大学などが151人の学生を対象にした研究(The Meaning in Life Questionnaire: Assessing the Presence of and Searchfor Meaning in Life)で使用された、「人生の意味を感じているか」を測る「人生の意味尺度テスト」で、あなたが意義のある人生を過ごしているかチェックしてみましょう。
テストは10問で、1~7点で採点します。
まったくあてはまらない→1点
どちらでもない→4点
非常によくあてはまる→7点
のように採点して、1~5番の合計点、6~10番の合計点を出してください。
(わかりやすくするために、質問の順番と文言の一部を実際のテストとは変えています)
1、私は自分の人生の意味を理解している
2、私の人生にはハッキリとした目的がある
3、自分の人生が有意義なものであると十分に感じている
4、私は充実した人生の目標を見出している
5、私の人生にはハッキリとした目標がある
6、私は人生を有意義なものにする何かを見つけたいと思っている
7、いつも人生の意味を見つけたいと思っている
8、私はいつも自分の人生を有意義にする何かを探している
9、私は自分の人生の目的や目標を探している
10、私は自分の人生の意味を見つけようとしている
1~5番が「保有」に関する質問、6~10番が「探究(見極め)」に関する質問です。
「保有」と「探究」の意味は、
保有
「自分の人生にどれだけ意味を感じているか?」を表す数値。
この数値が高い人ほど外向性があり幸福感を覚えやすく、不安や抑うつなどに悩まされるケースが少ない傾向にあります。
探究
「自分の人生に意味を見出そうと、どれぐらい努力しているか?」を表す数値。
この数値が高い人ほど物事を深く考え、ネガティブな感情、抑うつなどに悩まされるケースが少ない傾向にあります。
日本人の学生を対象にした調査では、保有の平均点は「19.80点」、探究の平均点は「21.71点」でした。
あくまで目安ですので、点数の高低ではなく、現状を把握するための指標として活用してみてください。
では、現在より人生に意味や意義を感じられるようになるための活動や方法もご紹介しましょう。
意義のある人生にする活動
平均年齢43歳の男女160人を対象に、セルフモニタリング群とコントロール群に無作為に分けた調査(Are Meaningful Daily Activities Linked to Well-Being?)で、
セルフモニタリング群
↓
身体活動、ポジティブな気分、目的と意味について考える頻度に関する質問に回答して貰う
コントロール群
↓
なんの質問にも答えない
この作業をランダムに合計8日間行い、それぞれの日の前日にどんな活動をしていたかを思い出して貰いました。
すると、食事、睡眠、仕事などの46の一般的な活動の中で、「最も有意義な活動」と評価されたトップ10は以下のようになりました。
1:愛する人と一緒に過ごす
2:家族や友人の目標や興味をサポートする
3:子供や家族の世話をする
4:他人を助ける
5:教育・学習・学校
6:障害に直面しても、大切な目標に粘り強く取り組む
7:感謝の気持ちを言葉や文章で伝える
8:旅行
9:他人の意見に耳を傾ける
10:睡眠
このトップ10の中で、調査期間中に参加者が最も頻繁に行った活動は、
1位「愛する人と一緒に過ごす」
3位「子供や家族の世話をする」
10位「睡眠」
と、感情が動きやすい行動や心や体を癒す行動が多い傾向が見られました。
これらの項目は、
0点は「無意味な活動」
4点は「非常に有意義」
のように0〜4点で採点されていて、それぞれの平均点は、
1位「愛する人と一緒に過ごす」3.5点
10位「睡眠」2.9点
と、3.5~2.9点の間になっていました。
ちなみに「トップ10に入らなかった活動」のそれぞれの平均点は、
仕事(2.7点)
人付き合い(2.6点)
食事(2.4点)
運動(2.4点)
着替えやシャワー(1.9点)
テレビやラジオ(1.7点)
運転(1.3点)
など、習慣として行っていることは平均点が低い傾向が見られました。
意義のある人生にする方法
現在より、自分の人生に意味や意義があると感じられるようにするには、
・恋人や家族と過ごす
・他人の話を聞き、他人を助ける
・よく学び、目標を立てて粘り強く取り組む
など、自分の心が高揚したり心地良くなったりと、心が大きく動く(動かされる)行動を増やすと、生活の満足度や日々の活力が上がり、より人生の意義を感じられるようになるでしょう。
ランキングにない行動でも、自分の心が大きく動くものであれば、意識してその活動の回数や頻度を上げるようにしてみてください。
これは日常の活動にも応用することが可能です。
例えば、「運動」をしようとしても「運動」に意義を感じられない場合、1位の「愛する人と一緒に過ごす」と組み合わせることもできます。
恋人がいる場合→よりスマートでカッコイイ見た目になって、恋人に喜んで貰う
恋人がいない場合→痩せて筋肉を付けて、モテる体型になって恋人を作ろう
など、意義を感じにくい行動と意義を感じやすい行動を結びつける方法もあります。
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