長時間つけ置きすると、食中毒を起こす危険性があります。
家で食事をした後、使った食器はすぐ洗う派ですか? 後で洗う派ですか?
食器を洗うタイミングは人によって様々ですが、後で洗う派はさらに「テーブルやシンクにそのまま放置」「桶に水やお湯を入れてつけ置き」に分かれるでしょう。
しかし、つけ置き派(食器内に水を溜める派も含む)の方はちょっと待ってください。
あなたはどれぐらいの時間、食器をつけ置きしていますか?
どこかで話を聞いたり、自分で想像したりして分かると思いますが、長い時間つけ置きをすると、ブドウ球菌や大腸菌が増えてしまうので、食中毒を起こす危険性があります。
「そうは言っても、体に害があるほど菌は増えないでしょ」
「洗剤付けてスポンジで洗えば菌も落ちるよ」
なんて思っていませんか?
しかし実際は、予想以上に増え、洗っても完全には落ちないんです。
浸け置きするとどうなるか
水をはったおけに肉や魚、ご飯、野菜を1~5gずつ入れ、食器とともに室温で10時間放置したところ、菌が夏場(30℃)で7万倍、冬場(10℃)でも1万倍近く増殖しました。
出典:ESSE online「ひと晩で雑菌が7万倍にも!つけ置き洗いには要注意」
食器にも同じくらいの菌がついており、洗剤とスポンジで洗っても、1000分の1程度にしか減りませんでした
仮に1g中に100個の細菌がいたとすると、夏場では700万個、冬場でも100万個も一晩ほどの時間で増えてしまいます。
しかも洗剤とスポンジで洗っても、完全に落とし切ることはできません。
「洗えば細菌数が1万個以下になるなら平気だろう」と思いましたか?
しかし少量の菌数で発病してしまう菌も、食品には数多く含まれています。
食中毒とは言わないまでも、お腹の調子を壊しやすい方は、もしかしたらつけ置きが原因の場合も。
できればつけ置き洗いはせず、もしつけ置き洗いをするとしても、1時間程度の菌があまり増殖しない短時間だけのつけ置きにしましょう。
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