【対策法付き】善人に見えるけど裏切る人の特徴7選【カバートアグレッション】

あなたの職場や家庭に、言い訳や他人の悪い噂をよく言っている人はいますか?

普段は明るくて良い人に見えるけれど、自分がミスや失敗をすると言い訳するのに、他人のネガティブ情報はよく話題にする人が、身近に1人はいるかと思います。

実はその人、善人に見えるけれど、あなたを裏切って攻撃してくる危険な性格の持ち主かもしれません。

今回は、あなたの立場や人間関係を破壊してくる「カバートアグレッション」の人の特徴と対策法をご紹介します。

カバートアグレッションとは

カバートアグレッションとは、カバート(隠された)アグレッション(攻撃性)という意味で、

良い人のように見えるけれど、実は見えないところや遠回しに他人を攻撃して貶め(おとしめ)たりコントロールしようとする、羊の皮を被った狼のような性格のこと。

自分の立場や好感度を上げたり、承認欲求を満たしたりストレスを発散するために、他人の評価を下げたり、事実の中に嘘を混ぜて他人を貶めようとする人の性質を差します。

男性にもいますが、特に女性に多いと言われています。

カバートアグレションの性質を持つ人は、人当たりは良く、一見すると人気者に見えますが、「この人なら攻撃しても問題ない」と思われ敵認定されてしまうと、隠れた攻撃性を発揮してきます。

また、他人をコントロールして自分の都合に良い状況や環境に変えようとするので、職場やコミュニティの人間関係に悪影響を与えてきます。

カバートアグレッションの特徴

カバートアグレッションの性質がある人には、分かりやすい7つの大きな特徴があります。

すべてを使ってくる場合もありますが、1~2個だけを頻繁に使う場合もあるので、下記特徴に当てはまる相手が身近にいたら関わり方を注意しましょう。

1、無知を装う

言い訳をよくするのが大きな特徴で、本当は知っていたのに、知らなかった、知らされていなかったと無知を装います。
知らなかったフリをして他人を貶めたり、自分の評価が下がるのを防ごうとします。

よく使われる例:
「◯◯さん、××なんだって。あっ、これ言っちゃダメなの!? 言って欲しいのかと思って言っちゃった。ごめん」
「私だけ教えて貰えてなかったみたいです」

2、都合の悪いことは避ける

自分に都合の悪い話題や状況は、徹底的にとぼけたり避けたりします。

例えば「どうして、◯◯をやらないの?」と質問して、その質問が自分にとって都合が悪いと話題を変えたり逸らし、やりたくないことがあると、その場からいなくなったりします。

よく使われる例:
「えっ? 私やったはずだけどなぁ」
「それより、◯◯さんはあの作業終わったの?」
「あっ、すぐやらなきゃいけないことがあるんだった」

3、嘘をつく

自分の立場を守るため、平気で嘘をつきます。
それも嘘とバレないように、100%の嘘ではなく、真実を織り交ぜたバレにくい嘘や、わざと誤解を招くような嘘をつきます。
もし嘘がバレたとしても謝罪せず、誤魔化したり相手のためを思って言った嘘だと、さらに嘘を重ねることもあります。

よく使われる例:
「あまり覚えてないけど、私そんなこと言ったっけ?」
「◯◯さんの為にあえて嘘をついたんだよ」

4、急に怒ったり泣いたりする

日頃は明るく振舞いますが、都合が悪くなると他の人もいる場所で怒ったり泣いたりします。
特に「無知を装う」「都合の悪いことは避ける」「嘘をつく」などが上手くいかなかったときに、相手にそれ以上責めたり追及されないよう、罪悪感を植え付けるために行ってきます。

よく使われる例:
「なんでそんな酷いこと言うんですか!」
「私、そんなこと言われたら……本当に……ごめんなさい……」

5、被害者を装う

自分が悪いことをしても、環境や他人のせいにして被害者を装い、もし自分の言い分がおかしくても、相手の解釈が悪いと反論します。

よく使われる例:
「時間がもっとあれば間に合ったんです」
「◯◯さんが勘違いしたんだと思います」

6、自分を正当化する

批判されても、都合の良いように解釈して聞き流したり、意見を聞いたフリをして、自分のやり方を変えないこともあります。

よく使われる例:
「◯◯さんのことを思ってやったんですけど、違ったみたいですね」
「今度からは気をつけてみますね。でも、難しくてできなかったらごめんなさい」

7、罪悪感を与えてくる

相手に罪悪感を植え付け反論させない状況にし、被害者の立場をとって相手の弱みや感情に訴えてきます。

よく使われる例:
「あなたのために仕事(家事)を頑張ってるのに、無茶を言わないでよ」
「そんなこと言うなんて酷い、私も感情のある人間なんだからね」

カバートアグレション対策法

カバートアグレッションの性質がある人が身近にいる場合は、対策をせずに敵認定されてしまうと攻撃を受けてしまいます。

特徴に当てはまる人が生活範囲にいる場合は、自分の身を守るために下記対策法を実践してみてください。

1、できるだけ関わらない

関わらないで済むのであれば、できるだけ関わらないのが最善策です。

家庭や職場にいる場合は、必要最低限の会話に留め、敵認定されないようにするのが無難です。

2、自分の情報を相手に話さない

敵認定されたときに相手が自分の情報を持っていると、それに嘘を混ぜて周囲に悪い噂や情報を流してきます。

他の人も知っている情報だけ与えるようにし、自分の重要な個人情報やプライベートの話はしないようにしましょう。

3、相手が攻撃してくる目的を見つける

相手が敵認定して攻撃してくるのには理由があります。

例えば相手が「周囲に認められて羨ましい」という嫉妬で攻撃してきていると判明した場合は、あえて相手の良い部分を他の人がいる前で称賛すると、承認欲求が満たされて、攻撃をやめてくれる可能性があります。

攻撃してきている相手に善意を返すのは嫌だと思うかもしれませんが、「負けるが勝ち」という戦略を使っている司令官のつもりで行ってみてください。

4、言い訳を認めない

相手の言い訳を認めてしまうとそれが成功体験になり、何度でも同じ手を使ってきます。

相手にミスや非がある場合は、感情ではなく事実をベースにして、何が良くなかったか話し合いましょう。

相手によっては1人で対応すると、ずっと言い訳を続けて平行線になることがあるので、事実を知っている他の人と一緒に話をするのも効果的です。

その場合は、追い詰められると泣いたり怒ったりして感情的になり、罪悪感を与えてこようとする場合もあるので、事前に同席する人と「相手は泣いたり怒ったりしてくる可能性がある」という共通認識を持って対応しましょう。

5、相手の話をそのまま信じない

嘘をついている(または織り交ぜている)可能性が一般的な人より高いので、相手の話をそのまま鵜呑み(うのみ)にせず、他の人や情報源で確認をとることが大切です。

嘘を織り交ぜて噂を広めたり、他人を貶めようとすることに長けている相手の話が、ウソか本当か見極めるのは難しいので事実確認は重要です。

6、周囲と良好な人間関係を作っておく

相手から悪い噂や情報を流されると人間関係を破壊されてしまいます。

しかし自分自身が周囲と良好な人間関係を作っておくと、相手より自分の話を信じてくれるので、積極的に他者とコミュニケーションを図り、信用を築いておくのが重要です。

7、あえて歩み寄る

どうしても関係を断てない、関わりを避けられない場合は、あえて歩み寄るのも一つの手です。

カバートアグレッションの性質を持つ人は、遺伝や環境によって、

・他人を信じにくくなっている
・ストレスが溜まりやすく、他人で発散しやすい
・承認欲求が強い

など、「満たされない心」が原因になっていることが多いので、

・信じて貰えるように優しく接する
・ストレスの原因を特定して解決を手伝ってあげる
・褒めたり認めたりして承認欲求を満たしてあげる

などをすると、味方だと認識されて攻撃されにくくなる可能性が上がります。

しかしその場合も、何かをキッカケに敵認定されてしまう可能性もあるので、「自分の情報を相手に話さない」「相手の話をそのまま信じない」「周囲と良好な人間関係を作っておく」は行うようにしてください。

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