【美容師が教えない】美しい髪と頭皮を保つドライヤーの正しい使い方

正しいドライヤーの使い方は、

・垂直に風を当てること
・強風で乾かした後、冷風でしめること

風呂上りにドライヤー、使ってますか?

髪を乾かす以外にボディケアとしても使える物まであるドライヤーですが、髪は自然乾燥させているという方も多いのではないでしょうか?

しかしドライヤーは、健康でキレイな髪と頭皮を保つには必須なアイテム、と言っても過言ではありません。

濡れた髪は摩擦に弱く、髪同士が擦れただけでキューティクル(髪の表面)が傷んでツヤがなくなり、枝毛や切れ毛の原因に。
また、濡れた頭皮は生乾きの洗濯物のように雑菌が繁殖して、臭いだけでなくフケやかゆみの原因にもなります。

それを知っているからこそドライヤーを使っている方もいるとは思いますが、正しいドライヤーの使い方を知っている方は、一体どれくらいいるでしょうか?

なんとなくで使うより効果的な使い方をすると、早く乾かせ、髪も地肌も健康に保てるので実践してみてください。

使い方(1)

まずは温風で「頭皮」を乾かします。

髪の毛から先に乾かすと、重力によって頭皮から流れてきた水分で髪が再び濡れてしまいますし、いざ頭皮を乾かすとなった時点で、すでに乾いている髪にさらに温風を当てることになるので、髪のパサつきに繋がります。

ドライヤーの温風は、髪に邪魔されず頭皮に届かせるように、頭皮に向かって「垂直」に当てましょう。

髪が長い方や毛量が多い方は、やや斜め下から温風を当てるか、髪を手で持ち上げながらやると良いでしょう。

このとき「強風」で行うと頭皮に温風が届きやすくなり、乾くのが早くなるので時短になります。

しかし強風でやると、温度の高い温風が髪を傷めるのではないかと心配になる方もいるでしょう。

事実、高い温度の熱は髪を傷める原因になります。

100℃以上の加温の繰り返しで空洞増加。
毛髪内部のタンパク質が部分的に変性して、空洞が増加します。

人種によらずどのような髪でも、ダメージを受けて内部に微小な空洞が増加すると、影響が増大して髪のツヤや髪色の鮮やかさが低下することが花王の研究で明らかになりました。

出典:kao「高温加熱の影響」「内部補修

特にヘアアイロンで高温を与えると空洞化により髪が傷んだ状態になります。

ドライヤーで髪は傷まない

しかし一方で、ドライヤーの熱程度(100℃以下)であれば、乾いた髪に当て続けなければダメージはほとんどありません。

ドライヤーの熱によるダメージはほとんどない!!

1200Wのドライヤーから10cm以上離れると90℃以下、濡れていると毛髪の表面温度は上がらず、せいぜい60〜70℃程度です。
乾いてから熱を当て続けないように注意すれば、空洞が増加が進む100℃以上になることはありません。

出典:kao「高温加熱の影響

物理的に熱いので、同じ個所に当て続けることはないですが、濡れている状態であればドライヤーの温風であれば髪の傷みの心配はほぼないようです。

使い方(2)

頭皮が乾いたら、次は髪の根本から毛先にかけて乾かしていきましょう。

髪が長くて強風では髪がなびいて乾かしにくい場合は、片手で髪を握り軽く引っ張りながらやると、髪が逃げずに乾かせます。

そして、

髪が約8~9割ほど乾いたら、温風を「弱風」に変えて完全に髪を乾かしつつ、髪の流れを整えるスタイリングをします。

ボリュームを出したい方は、髪の根本に弱温風を当てながら、頭皮から垂直に髪を手やブラシで軽く引っ張りながら乾かすと、髪が立ち上がってボリュームが出ます。

逆にボリュームを落としたい方は、斜め上方向から温風を当てましょう。

最後に、髪がすべて乾いたら「冷風」で仕上げましょう。

冷風を使うことで開いていた髪のキューティクルが閉じ、乾燥による髪のパサつきや広がりを抑え、まとまりやツヤが良くなります。

低温ドライヤーのすすめ

しかし一般的なドライヤーは高温で、頭皮に近づけることもできないし、常に振っていないとすぐに髪も頭も熱くなって使いづらい面もあるのも事実。

そこで私がおすすめするのは「低温ドライヤー」

手のひらにずっと当てても熱くない程度の低い温度なので、

・頭皮に近づけて乾かしやすい
・ドライヤーを振らなくていい
・夏場にドライヤーの熱で暑くて汗をかくことが減る

近づけて同じ場所に当てられるので、乾かす時間も短くでき、手を振らなくていいので腕が疲れにくくなります。
また、夏場はドライヤーの熱で顔に汗をかいてしまうこともありますが、低温なので汗もかきにくくなります。

低温ドライヤーは、60℃前後の低い温度の温風が出るものが主流ですが、低い温度でも充分乾きますし、同じ個所に当て続けられるメリットのお陰で、一般的なドライヤーより早く乾かせます。

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