この記事を読んで実践すると、
不安や落ち込みを感じにくくなる
トラブルにも前向きに対処できる
ストレスが大幅に減らせる
このようなメリットが得られます。
そうなる理由と具体的な方法は、この後わかりやすく解説していきます。
誰でも不安になったり、落ち込んだりすることはあるでしょう。
中には他人と比べて「なんで私はこんなにメンタルが弱いんだろう」と感じている方もいると思います。
メンタルの浮き沈みが激しいと、仕事やプライベートで多くのストレスを感じたり。
衝動的に物や食事にお金を使って、なかなかお金が貯まらないなど、人生の質が落ちやすくなります。
そこで今回は、ストレスに負けない柔らかメンタル「心理的柔軟性」を身に着ける方法をご紹介します。
心理的柔軟性とは
「心理的柔軟性」とは、
自分が本当に大切にしたい価値観に意識を向け、それを邪魔する感情に流されずに行動する能力のこと
「心理的柔軟性」は「環境変化への適応」「価値観に沿った行動」という能力に重きを置いた概念。
この能力が低い人は、
不安感が強い
落ち込みやすい
メンタルの病気にかかりやすくなる
仕事にやりがいを感じにくい
衝動的な行動を取りやすい
など、様々なメンタルの不調や生活の質の低下に繋がります。
逆に心理的柔軟性が高い人は、
不安になりそうな場面でも冷静な対応ができる
トラブルにも前向きに対処できる
自分の価値観からブレずに生きられる
など、様々なネガティブ場面にも上手く対処でき、生活の質の向上に繋がります。
つまり、ストレスを感じたりネガティブな事が起きるなど、メンタルが折れ曲がってしまいそうなときに、「自分の価値観」がブレずに芯を保ち続けたり、元に戻るしなやかさが「心理的柔軟性」です。
心理的柔軟性テスト
では実際に、あなたの心理的柔軟性がどれくらいあるかチェックしてみましょう。
テストは全10問で、1~7点で採点します。
まったくあてはまらない→1点
どちらでもない→4点
非常によくあてはまる→7点
のように「直感で」採点して合計点を出してください。
(わかりやすくするために、元の質問文から文言や順番を変えています)
1:嫌なことを思い出しても問題が起きることはない
(例えば、嫌な事ばかり考えてしまい「ストレスを強く感じる」「仕事や家事が手に付かなくなる」など)
2:自分の苦しい経験や記憶は、私の生活に支障を来たしていない
(例えば、「過去にイジメられていたので人と話すのが怖い」「怒られるのが怖くてミスを報告せず、後でバレて問題になることがある」など)
3:自分の怒りや悲しみなどのネガティブな感情に苦しみを感じることはない
4:自分の悩みや感情はコントロールできるので心配になることはない
5:過去に苦しい経験はあったが、充実した生活を送っている
6:私は自分の人生をコントロールできている
7:ネガティブな感情が原因で人生に問題を起こしていない
(例えば、「ストレスで他人に暴言を吐いてしまう」「嫌われるのが怖くて自分から他人に話しかけられない」など)
8:大抵の人より、私は人生を上手くやっていると思う
9:(収入や人間関係など)例え心配することがあっても、私の人生の妨げになっていない
10:私が望む人生を送る上で、自分の思考や感情が障害になることはない
「この点数より高ければ心理的柔軟性が充分にある」という基準はありませんが、40点以上であれば心理的柔軟性が高いと捉えて差し支えないでしょう。
それより低い点数だった場合は、これから紹介する方法を実践してみてください。
心理的柔軟性を高める方法
心理的柔軟性を高めるには、「自分の価値観」を深掘りすることが重要。
「自分は本当は何を大切にしたいのか」
「自分は何に価値を感じるのか」
これらを知らなければ、価値観に沿った生き方はできません。
自分の本音の価値観を見つけられる手法には「ラストデイ・オン・アース(地球上で最後の日)」が有効です。
「地球最後の日に何をする?」と会話で出てくることがありますが、それを自分の価値観を掘り下げるために使います。
「そんな手法で本当に価値観なんて見つけられるの?」と思うかもしれませんが、「ラストデイ・オン・アース」は実際の心療現場でも使われる手法。
「自分の時間がほとんどなかったらどうするか」という内容を掘り下げることで、自分の本音の価値観を見つけるのに重要な役割を果たしてくれます。
「ラストデイ・オン・アース」は3ステップに分かれているので、順番に取り組んでみてください。
一度実践するだけでも、自分の価値観がハッキリし、ストレスやメンタルの落ち込みが大幅に減り、心理的柔軟性が身に付きます。
イメージング
周囲がうるさかったり、他人に邪魔される場所では落ち着いてできないので、まずはリラックスできる場所で行ってください。
椅子などに座りゆっくりと呼吸して、目を閉じて「今日が地球最後の日だ」とイメージしましょう。
明日には隕石が衝突するのか、それとも宇宙人に侵略されるのか、想像することはなんでもOK。
明日が来ればすべて終わり。
あなたはこの世からいなくなり、家族や友人と会うことも、好きな食事をすることもできなくなります。
「最後の時間」に焦点を当てながら、できるだけ鮮明にイメージを浮かべてみてください。
最後の日の質問
次にイメージを保ちつつ、以下の質問の答えを考えていきます。
自分の気持ちに正直に、本音で答えてみてください。
最後の日を誰と過ごしますか? その人たちの名前を挙げてください。
その人たちを選んだ理由はなんですか?
その人たちと最後の別れをする前に、どんなことを言いますか?
最後の日に何をしたいですか? どんなことを計画しますか?
世界中のどこにでも移動できるとしたら、地球上のどこで最後の時間を過ごしますか? その理由はなんですか?
これまでの生活で、最も良かったと思うことは何ですか?
一言だけメッセージを残すなら、どんな内容を残しますか?
この世を去る前に、誰かの人生にプラスの影響を与えるチャンスがあるとしたら、その人に何をしますか?
価値観の特定
質問に答え終わったら、自分の芯となる価値観を探してみましょう。
例えば「最後の日は家族と過ごす」と答えていたなら、あなたの最重要の価値観は「家族」「繋がり」になるでしょう。
その場合は、
「家族と過ごす時間を増やすには、仕事やプライベートをどうしたら良いか?」
「家族を喜ばせるために何をしてあげたら良いか」
など、自分の価値観を大切にするには「今なにをすべきか」が見えてくると思います。
そして「最後の日の質問」の回答を見つつ、以下のポイントについて考えてみてください。
回答に共通するテーマはありますか?
回答をどんな価値観に変換できますか?
共通して浮かんだテーマが、あなたが本当に達成したい価値観です。
その価値観を芯にして物事を決めたり選択肢を選ぶと、今までストレスに感じていたことがストレスにならなくなったり、メンタルが落ち込みにくくなります。
それでも、もし芯がブレそうになったときは、改めて「ラストデイ・オン・アース」を行い、自分の本音の価値観を深掘りして、心理的柔軟性を高めてみてください。
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