洗濯機の黒カビを除去する頻度と方法は、
・最適は1ヵ月ごと、遅くとも2ヵ月ごと
・洗濯槽カビ除去剤(塩素系)を使う
・酸素系漂白剤でカビ取りをしない
・カビ除去後は洗濯洗剤を入れて1度洗濯機を回す
洗濯機(洗濯槽)のカビ除去していますか?
「洗濯物が臭う気がする」「黒や茶色い物体が付くようになった」「生乾きのニオイがする」など、洗濯機に黒カビが大量発生している兆候が見えることもありますが、実際には目に見えないので、気づかず増えていることがほとんど。
今回は、洗濯機の黒カビや雑菌除去の頻度と簡単なやり方をお伝えします。
なぜ洗濯機の中にカビが生えるのか
カビは「20℃以上の温度、60%以上の湿度、栄養となる物質」があると増えるスピードが上がります。
タテ型、ドラム式、どちらの洗濯機も、洗濯槽は湿気がこもりやすいため、高湿度状態が長い時間続き、皮脂や髪の毛、ホコリや残った洗剤などを栄養としてカビが育ってしまいます。
ここに梅雨~秋までの高い気温や、エアコンや暖房器具で室温が高い状態が続くと、より増殖スピードが上がります。
使用していないときに洗濯機のフタを閉めていたり、洗う前後に洗濯物を入れっぱなしにすると、さらにカビが増殖します。
カビ除去しないとどうなるか
「毎日洗濯物を洗剤で洗っているのだから、カビも洗い流されて生えていないはず」と思う方もいるでしょうが、長年カビ除去をせずに放置していると、洗濯機の中は黒カビだらけになっています。
6年間カビ除去していなかった洗濯機の中
出典:PREMIUM STORAGE SERVICE「洗濯機のまるごと分解クリーニングで、驚愕のカビ汚れもスッキリ!」
カビが生えた洗濯機で衣類を洗っていると、臭いの原因になるだけでなく、カビの胞子が付いた服を毎日着ることで、肌荒れやアレルギーの要因にもなるので、定期的にカビ除去することをおすすめします。
カビ除去の頻度
洗濯槽の裏側は見えないため、どれくらいカビが生えているか、どれくらい経つと生え始めるのかわからないのが難点。
カビ除去の頻度は、最適は1ヵ月ごと、遅くとも2ヵ月ごとがおすすめです。
お風呂の排水溝を掃除すると、たった1~2ヵ月で皮脂やシャンプーなどの汚れが付いていたり、黒カビが生えていたりしますよね?
それを考えていただければ洗濯機の中も、服に付いた皮脂や洗剤の汚れや黒カビがあるのを想像できるかと思います。
3ヵ月以上カビ除去をしないと、洗濯槽にカビが大量に付いてしまい、見えなくとも洗濯物にも影響が出始めるので、定期的にカビ除去することをオススメします。
カビ除去剤は塩素系・酸素系どちらを使用すればいい?
洗濯機のカビ除去には「塩素系」漂白剤と「酸素系」漂白剤で行う方法がありますが、どちらを使えば良いか迷いますよね。
どちらも1ヵ月ごとに交互に行うのが理想的ではありますが、定期的にカビ除去をするのであれば、
塩素系の洗濯槽カビ除去剤(または塩素系漂白剤)を使用し、酸素系漂白剤でカビ除去をしないのがおすすめ。
酸素系漂白剤を使用したカビ取りは、塩素臭がせず安全性は高いですが、
・放置時間が数時間~半日と長い
・取れたカビが浮いてきて、手作業で取り除く必要がある
など、手間がかかるので、最初は定期的に取り組めても、次第に面倒になってやらなくなるので、手間のかからない「塩素系」漂白剤(洗濯槽カビ除去剤)を活用するのをおすすめします。
塩素系漂白剤は、強い殺菌力があり消臭効果も高く、カビを分解して除去するため、手作業でのカビ取りや放置時間が必要なく、手軽に洗濯機掃除ができます。
ただし、塩素臭が刺激になるので必ず換気をし、塩素が服を傷めないよう洗濯機を回して漂白剤が残らないようにしましょう。
カビ除去のやり方
塩素系漂白剤を使った洗濯機のカビ除去は簡単。
1、塩素系漂白剤や洗濯槽クリーナーを洗濯槽の中に入れる
決められた量の塩素系漂白剤や洗濯槽クリーナー(洗濯槽カビ除去剤)を洗濯機の中に投入してください。
水量に対する適量は、ボトルや袋に記載があります。
2、最大量まで水を溜める
水が最大量まで入っていないと、浸かっていない部分のカビが除去されないので、最大量まで水を溜めましょう。
3、洗濯機を回す
洗濯槽洗浄コースがあればその設定で回し、無ければ標準コース(洗たく→すすぎ→脱水)を1度行えばOKです。
初めて塩素系漂白剤を使う場合・カビ汚れが多い場合は、漂白剤を洗濯機に入れ水を溜めた後、約3時間浸け置きするとカビがより除去されます。
基本的には、薬剤を入れて洗濯機を1度回せば、その後すぐに洗濯物を洗うことが可能ですが、残った塩素臭や洗濯物への影響(万一の色抜け、漂白されてしまうなど)が心配な方は、洗濯洗剤を入れた水でもう1度洗濯機を標準コース(または洗濯槽洗浄コース)で回すと良いでしょう。
注:塩素系カビ除去剤と、酸性洗剤や酸性の粉末・液体・入浴剤(残り湯)を混ぜると有害な塩素ガスが発生するため、絶対に同時使用しないようにしましょう。
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出典:アイキャッチイメージ画像「LDK」