覚えておきたい社内マナーは、
・報連相
・SNS
・電話応対
・名刺交換
・ハラスメント
新社会人の皆さんが会社に入社して最初に直面するのが、社内での人間関係とマナー問題。
人間関係は今まで友達やアルバイトなどで、ある程度できることも多いと思いますが、困るのが社内マナー。
アルバイトとは違い、教わったことも行ったこともないマナーが要求される場面があるので、緊張したり失敗したりして、自己嫌悪してしまうことも。
しかし社内マナーはたくさんありすぎて、何を覚えたらいいのか分からないのも事実。
そこで今回は、言葉遣い(敬語)や身だしなみなどの〝当たり前なマナーは除き〟、新社会人が最低限これだけは覚えておくと、とっさの時に役立つというマナーをお伝えします。
報連相
報連相(ほうれんそう)は、報告、連絡、相談の略。
仕事上のトラブルは、ほとんどが報連相が無かった(または足りなかった)ことが原因。
社会人になると必須とされているので、できるだけ早い段階で行いましょう。
「怒られるのが怖い」「内緒にしておけばバレないだろう」と思って報連相を怠ると、後に発覚した際に「なぜ早く言わなかった!」と、余計に事態が悪化します。
ミスやトラブルは誰にでもあること。
報連相はタイミングを逃さずに、恐れず速やかに行いましょう。
【報告】
仕事の進み具合や結果は都度行い、トラブルやミスは発生したら速やかに報告するのが大切です。
【連絡】
仕事上の引き継ぎ事項や受けた電話の内容は、職場内で必要な相手に忘れずに連絡し、「相手が知らなかった」ということがないように気を付けましょう。
【相談】
仕事上で上手く進まない作業や人間関係の悩みは、そのままにしておくとトラブルに発展しがちです。
「こんなこと相談したら迷惑かな」と思わずに、先輩や上司に気兼ねなく相談してみましょう。
SNS
非公開アカウントや裏アカウントでも、会社の様子や不満、人の写真や愚痴などをTwitterやTiktokなどのSNSに投稿してしまうと、どこかから漏れてバレたときに、解雇される理由になる可能性もあります。
会社に関する写真や内容は、SNSに投稿しないようにしましょう。
かと言って、つらいことや不平不満を溜め込むとメンタルが疲れてしまうので、気の許せる友達や家族など、受け止めてくれる相手に話すことも大切です。
電話対応
電話対応は新入社員に任されることが多いので、最低限のマナーを覚えておけば慌てることもなくなります。
基本的に新入社員宛てに電話がかかってくることはなく、社内の別の人に電話を繋ぐ役目を担うので、やり方と順番を覚えておけばOKです。
・電話は3回鳴る前に出る
・3回以上鳴ってから出た場合は「大変お待たせしました」と一言付ける
・「もしもし」は使わず、自分の会社名と名前を名乗る
・相手が名乗らなかった、または聞こえにくかった場合は「失礼ですが、もう一度、社名とお名前を伺ってもよろしいでしょうか?」と会社名と相手の名前を聞き直す
・取り次ぐ社内の人物を聞いたら電話を保留状態にし、取り次ぐ相手に、電話をかけてきた相手の会社名と名前を伝えて電話を転送する
・社内に取り次ぐ相手が不在であったり、席を外している場合は、相手の連絡先(電話番号)を聞いてメモし、本人に電話があったことを戻り次第伝える
・電話は相手が切ったのを確認してから、こちら側の受話器を置く
名刺交換
職種や部署により、新入社員を社内や社外の人に紹介する機会があります。
その場合、初対面の人と行うのが名刺交換。
最近は名刺交換のマナーを知らない、気にしない人も多いですが、知っていると「できる人間」と思ってくれるので、やり方と手順を覚えておいて損はないでしょう。
初対面の相手と名刺交換ができるように、名刺入れはすぐ出せるようにしておきましょう。
・自社側が複数人いる場合は、立場が上の人から順番に名刺交換を行います
・自分の番が来たら、社名、所属、役職、氏名の順で自己紹介をしましょう
・名刺を交換するときは、名刺入れの上に自分の名刺を重ねて両手で持ち、相手側に向けて差し出す
・相手の名刺を受け取るときは、「頂戴いたします」と一言添えて受け取る
・着席後は、自分の名刺入れの上に相手の名刺を乗せ、机の上に置いておく
ハラスメント
パワハラやモラハラという言葉が有名で隠れがちですが、先輩や上司だけでなく、新社会人でも気づかぬうちにハラスメントをしてしまっていることがあります。
どれも過度に心配する必要はありませんが、仕事となると気軽に相手と縁が切れる環境ではないので、悪印象が仕事に影響することもあります。
新社会人がやりがちなハラスメントに気を付けることで、他の方の印象を悪くしないように気を付けましょう。
【ソーシャルハラスメント(ソーハラ)】
主に同期の社員同士がLINEやTwitterなどのSNSで繋がり、トラブルに発展することがあります。
通常の業務上のやりとりや軽いコミュニケーションであれば、ハラスメントにはならないですが、「フォローの強要やリアクションの要求」「相手が望まないプライベートな内容のやりとり」などは注意が必要です。
【スメルハラスメント(スメハラ)】
口臭や体臭、香水、柔軟剤などの匂いが強いと、相手に不快感を与えることがあります。
自分が発する匂いは気づきにくいものなので、周囲が気になるほどの匂いを発していないか意識しておくと良いでしょう。
【音ハラスメント(音ハラ)】
職場で大きな声で雑談することや、扉や机の引き出しの開け閉め、パソコンのタッチ音など、大きな音や不快な音にも注意が必要です。
力や動作が大きすぎていないか、周囲が不快に思うような音を出していないか、意識して自分の行動を見ると良いでしょう。
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