梅雨が明け、夏本番に開催される屋内(室内)のフェスやイベント。
コミックマーケット(コミケ、夏コミ)が有名ですが、初めて参加される方や、久しぶりに参加される方にとって悩むのが、事前に準備し当日持っていく物。
「あれを持っていけばよかった」「当日これに困った」ということがあると、せっかく楽しかったイベントも家やホテルに帰ったら「失敗したなぁ……」なんてことになったら悲しいですよね。
今回は「屋内」で開催されるフェス・イベント当日に持っていくと良い物をお伝えします。
事前準備アイテム
当日に慌てて準備をすると、必須アイテムなのに持っていなかったり、途中で買うために時間がかかって会場に着くまで遅れてしまいます。
必要な物は前日までに準備しておくのがオススメです。
準備しておいたほうが良いアイテム
・チケット
・現金
・冷感タオル
・ペットボトル飲料
・スニーカー
・レジ袋
必要に応じて準備したほうが良いアイテム
・日焼け止め
・帽子
・サングラス
・防寒着
・レインコート
・サンダル
・着替え
・モバイルバッテリー
・充電ケーブル
・携帯用エコバッグ
・保険証
数と種類を見ると多いように思えますが、準備したほうが良いアイテムがこれらである理由は、フェスやイベントの当日の流れに沿って解説していきます。
準備したほうが良いアイテムは「青文字」、必要に応じて準備したほうが良いアイテムは「緑文字」に色分けしてあります。
家~会場
チケット
当日、フェス・イベントの参加が紙チケットの場合は、忘れたり途中で落としたりしないように、ファスナーなどで閉められるバッグやポケットの中に入れておきましょう。
財布に入れる方もいると思いますが、イベントではスリが紛れ込んでいることがあります。
チケットを取り出す時に財布がどこにあるか見られると危険なので、財布の中に保管するのは止めましょう。
スニーカー
会場までの行き来や会場内でも、歩いたり立っている時間が長いので、ヒールのある靴やサンダル、靴底が硬いものは足や腰が痛くなります。
また、人混みでは自分の足の甲やかかとを踏まれる、または他人の足を踏むことが多発します。
履きなれたスニーカーなど、長時間履いていても足が痛くなりにくく、地面からの衝撃を吸収してくれるソールや靴底で、肌(くるぶしより下)の露出が少ない靴を選びましょう。
ペットボトル飲料
熱中症にならないために水分補給は大切ですが、水筒(マイボトル)はオススメしません。
水筒はスペースを取るだけでなく、中身を飲み切っても潰したり捨てたりできず、水筒の重さがずっと肩や腕にかかるので、疲れて帰るときには意外とわずらわしく感じるもの。
飲み切ったら軽くなり、潰して小さくできる(またはゴミ箱に捨てられる)ペットボトル飲料がオススメです。
日焼け止め
夏はとにかく紫外線が強いので、会場へ行くまでや列に並んでいる間に、予想以上に日焼けしてしまいます。
シミやしわが心配な方はもちろん、日焼けで肌に痛みを感じるタイプの方は、家を出る前にしっかりと露出部分に塗っておきましょう。
モバイルバッテリー・充電ケーブル
フェスやイベント時は電車やバス移動の交通系IC決済、長時間の移動時の暇つぶし、会場までの道案内など、普段よりスマートフォンを使うタイミングが多く、長い時間スマートフォンを使用します。
充電がなくなって帰れない、宿泊先までの行き方がわからないなどの事態に陥らないように、バッテリーのもちに不安がある方は、充電ケーブルやモバイルバッテリーを持っていくと安心です。
会場外
冷感タオル
タオルは頭に被るだけで日光を遮り、髪や顔、首元の暑さや日焼けを抑えてくれます。
特に「冷感」タオルであれば、水で濡らすと冷たく感じられますし、汗を拭いても早く乾くので、夏の万能アイテムとして日常使いとしてもオススメ。
日差し避けとしては日傘を選びたくなりますが、会場前で列に並ぶときは周囲の方の顔や頭にぶつかって迷惑になりますし、会場は人混みがすごいので日傘では歩きにくくなります。
防寒着
街中の会場では大丈夫なこともありますが、郊外の会場や海・山などの自然が近い会場では、強風が常に吹いていることがあり、真夏でも肌寒く感じることがあります。
薄手や軽量素材でも構わないので、持ち運びのしやすい長袖のシャツやカーディガンを用意しておくと安心です。
帽子
日焼けや直射日光の暑さを和らげたい方は、通気性の良い帽子を選びましょう。
ツバの大きい帽子は、並んでいるときや混み合った場所では周囲の方の迷惑になりますし、強風で飛んでしまうので避けるのが無難です。
サングラス
イベント・フェス会場は周囲が開けている場所が多く、直射日光や照り返しで眩しいことがあります。
光に弱い方や眩しいのが苦手な方はサングラスを持参しましょう。
レインコート
当日雨が降る予報であったり、夏はゲリラ豪雨(ゲリラ雷雨)で急にザーザー降りになることもあります。
夏でも体が濡れてしまうと低体温症になる可能性があるので、天気予報を確認し、雨が心配されるときは雨具を持参しましょう。
ただし、傘は周囲の邪魔になるだけでなく、自然が近い会場やゲリラ雷雨のときには強風で役に立たなくなる(折れることも多い)ので、携帯できるレインコートやレインスーツがオススメです。
サンダル
雨が降っていないときはスニーカーがベストですが、雨が降りそうなときはサンダルを持参するのがオススメです。
会場へ向かうときや並んでいるとき、帰りのときに高確率で雨が降る予報であればレインブーツなどが良いでしょう。
ですが、レインブーツなどの完全防水の靴は基本的にゴムでできているので、長時間歩くのには適していません。
雨が降るか降らないか微妙な予報のときは、サンダルのほうが軽くて持ち運びしやすく、濡れてもビニール袋などに入れて持ち歩けます。
レインブーツの場合も、サンダルの場合も、使用したときは会場内でスニーカーに履き変える前提で持っていきましょう。
会場内
現金
会場の外や中でグッズや販促物、飲み物を買うときに、現金しか使えない場合があります。
キャッシュレス決済ができるのが一般的になってきた昨今ですが、フェスやイベントでは現金だけでやりとりする場面も多いので用意しておきましょう。
また、スマホの通信状態やお店やブース側のお釣りが足りなくて対応できず購入できない場合があるので、五千円札や一万円札ではなく、百円玉や千円札を準備しておくと出店者側を困らせないので、ぜひお釣りが出ないように協力してあげてください。
持参する飲み物を自動販売機やコンビニで購入するときに、高額紙幣で支払って千円札や小銭を用意するのがオススメです。
また、キャッシュレス決済を使用する方は、事前にチャージする使い方をしている支払い方法の場合は、事前チャージを忘れないようにしましょう。
レジ袋
会場内で買い物をしたり、飲食をしたときにゴミが出ます。
しかしフェスやイベントによっては、維持管理や防犯上の理由から、会場内にゴミ箱が無い場合があります。
ゴミ以外にも、濡れたタオルや帽子など、汚れていたり濡れていてバッグに直接入れにくい物を入れるため、レジ袋があると重宝するので2枚程度持っていくのがオススメです。
着替え
外を歩いたり列に並んで汗をかいた服で会場内に入ると、空調や冷房で寒くなる場合があります。
また、突然の雨で濡れた服で過ごしていると体が冷えてしまいます。
最低限、インナーやTシャツを用意しておくと安心です。
携帯用エコバッグ
会場内外でグッズや販促物を購入した場合、手持ちのバッグやリュックには入らないことがあります。
汚れた物・濡れた物を入れるレジ袋とは別に、小さい携帯用のエコバッグを持参すると便利です。
保険証
熱中症や突然の体調不良になってしまったときに、保険証がないと治療費が10割負担になります。
後日申請をすれば3割負担に軽減できますが、手間と時間がかかるので、体力や体調に不安がある方は持参しておきましょう。
最後に
以上のアイテムから必要な物を選び、さらにあなたが必要な物を追加で持参してください。
そして、会場に持参する必要のない物は宿泊先やロッカーに預けましょう。
イベント会場内や会場近く、最寄り駅のロッカーはほぼ間違いなく埋まっていて利用できないので、事前に宿泊先に預けるか、最寄り駅から離れた場所、または乗り換え駅や乗り換え駅周辺のロッカーがオススメです。
会場内は人混みが凄いので、キャリーケースや大きな荷物は通行の妨げになり、ご自身も歩きにくくなります。
また、フェス・イベントの当日は長い時間歩くので、できるだけ荷物は軽くし、両肩で背負える軽いリュック、またはバッグやカバンでも軽い物を選び、左右の手や肩に持ち替えられる物を選んでください。
どんなに重量が軽くても、長時間片側の手に持ったり肩に掛けていると、ほぼ間違いなく手や肩が痛くなります。
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