休日に体をしっかり休めても、休日明けに出勤して仕事を始めると、なんだかダルかったり、頭が働いてない感じがすることありませんか?
体の疲れは感じていないのにダルさを感じると、やる気が起きなかったり、仕事終わりの疲労感が強かったりしますよね。
もっと心も体も元気になる、効果的な休み方はないだろうかと思いつつも、結局毎週同じようにツライ思いをして仕事をしている方も多いと思います。
そこで今回は、休日明けに疲れを残さない、効果的な休日の過ごし方をご紹介します。
取れない疲労感の原因
休日にしっかり体を休めていても、翌日にもダルさや疲労感が残る原因は『脳』にあります。
人間の脳はリラックスしているときでも働いており、創造性や記憶力、モチベーションなどを発揮するために、車で言うところのアイドリングをしている(定速でエンジンが回り続けている)状態です。
これを「デフォルトモードネットワーク(DMN)」と言い、これがあるお陰で人間は記憶を整理し、自分の考えを検証し、未来の計画を立てることができます。
つまり、脳を意図的にボーッとさせることで、学んだ事やトラブルから学習して活かす機会を作っているわけです。
こういった時間を作らず、1日中ダラダラと過ごしたり逆にハードに活動していると、脳が日中の情報を処理する時間がなくなることで、
処理されない情報が頭に残り続ける
↓
平日に仕事が始まっても、未処理の情報が頭に浮かぶ
↓
頭が疲れやすくなる(または疲れたまま)
という状態になります。
疲労感を取る休日の過ごし方
疲労感を取るには、室内でゴロゴロするより、意識的に休息(休暇)を入れたり、逆に軽く体を動かす方が効果的です。
こまめに休む
1年に数回のペースで長期休暇を取るより、週に1~2日の短い休暇を定期的に繰り返したほうが疲労感は軽減します。
休暇の効果は長続きしないため、細かく休んだほうが全体的な休息の効果が高まるからです。
これは1日単位でも同じで、1日の中で1〜2時間のまとまった休息を取るより、5~10分程度の休息をこまめにとったほうが脳も休まり、作業効率も上がります。
作業中の休憩の仕方については、「【作業効率アップ】生産性や効率を上げる効果的な休息タイミング【ポモドーロテクニック】」をご覧ください。
昼寝をする
昼寝は集中力を高め、脳のパフォーマンスを向上させる働きがあります。
ただし、あまり長い時間昼寝をすると夜の睡眠に影響するので、コーヒーナップ(コーヒーなどでカフェインを摂ってから昼寝)などをして、長くても30分程度に留めてください。
自然の中を歩く
自然の中を歩くことで注意力が程よく拡散し、デフォルトモードネットワークが活性化することで、脳の疲労を和らげてくれます。
山や森でなくとも、公園などの自然が多い場所であればOKです。
運動をする
ストレッチやジャンプなどの軽い運動を行うと、活力度が上がり、脳の認知機能も改善できます。
一方、リラックス系の休憩では、疲労感を減らす効果はありますが、脳までは休まらないという研究結果もあります。
具体的には「【科学的な休憩法】脳のパフォーマンスを最大に上げる休み方【作業中の休憩】」をご覧ください。
デジタルを減らす
SNSや動画サイトを見ていても、情報処理に脳の機能が使われてしまいます。
そのため、体を休めているつもりでも脳はフル回転していて、脳は休まりません。
完全禁止が理想ですが、趣味や楽しみにしている方もいると思いますので、夜は見ないなど視聴時間を減らしてみてください。
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