あなたは顔や体型に自信がありますか?
イケメンや美女ばかりが人気で、「自分もモテ顔に生まれたかったな」と思っている方もいるでしょう。
または、社長やアーティストのように、能力を発揮してモテている人を見て、「自分にはあんな才能がないし……」と落ち込んでいる方もいるでしょう。
しかし、見た目や能力に自信がなくても、他人から好かれるようになり、誰でもモテ度をアップさせる方法があります。
そこで今回は、ハロー効果に関する論文を用いて、他人からの印象やモテ度を上げる方法をご紹介します。
ハロー効果とは
ハロー効果とは、
1つの特徴を良いと判断すると、その印象に引きずられて他の要素も良いと思い込む心理のこと。
「美男美女は性格も良いはず」「大企業の社長は頭が良いはず」など、1つの美点や能力が優れていると、「他の部分もきっと素晴らしいに違いない」と思う人間心理です。
ハロー効果のメリット
通常は自動的にハロー効果が発揮され、相手からの印象やイメージに影響を与えます。
そのハロー効果を能動的に発揮すると、例え顔や体型に自信がなくても、他人から魅力的に見えるようになり、好感度を上げることができます。
過去に2,157人の学生に行われた心理実験(More than just skin deep? Personality information influences men’s ratings of the attractiveness of women’s body sizes)でも、
ポジティブ情報(ハロー効果)を与えられた学生は、何も情報が与えられなかった学生より、相手を魅力的だと思う対象の範囲が広がった。
という結果が出ました。
最初は魅力的だと思われにくかった人も、ハロー効果を使うことで魅力的に感じて貰えるようになります。
また、アメリカの大学で研究された論文(Physical Attractiveness and Social Status)でも、
ハロー効果は年を追うごとに影響が積み重なっていきます。
自分の能力やチャンスを活かす場面が増えていくため、より自己に対してポジティブな態度と自信が身につく。
と、メンタル面でもメリットがあることが提言されています。
ハロー効果を発揮する方法
では実際に、ハロー効果を使って自分の魅力度を上げる方法をご紹介します。
中国の大学が120人の男女に行った実験(Personality manipulations: Do they modulate facial attractiveness ratings?)で、
40人を3グループにランダムに分ける
↓
60枚の顔写真を見せて、それぞれのルックスに点数を付けて貰う
↓
2週間後に同じ作業をして貰う時に、写真の人物の性格に対し「ポジティブ」「ネガティブ」「何も伝えない」のパターンで情報を伝えた
その結果、
魅力度が高、中、低の顔では3つのグループすべての魅力度スコアが大きく異なりました。ポジティブ情報グループ>何も伝えないグループ>ネガティブ情報グループ
出典:Personality manipulations: Do they modulate facial attractiveness ratings?
つまり、例え顔に自信がない人でも、性格の良さをアピールする(相手に見せる)と、魅力的に見えるようになることが示されました。
これは顔だけでなく体型でも同じで、先程の2,157人の学生に行われた心理実験は、実は体型に関する魅力度の実験で、体型でも同じ傾向が見られました。
もし見た目や能力でハロー効果が発揮できない場合は、「優しい」「誠実」「面白い」など、他人にとって好ましい性格(ポジティブな面)を見せるようにするのがオススメです。
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