【素人でも判断できる】良い歯医者の選び方・見分け方

この記事を読んで実践すると、

現在通っている歯医者が良いか悪いか判断できる
満足のいく歯医者に出会いやすくなる


このようなメリットが得られます。

具体的な選び方・見分け方は、この後わかりやすく解説していきます。

定期的に歯科検診している方、歯が痛くなったら通い始める方、さまざまな状況でお世話になる歯医者(歯科医師)。

しかしコンビニより数の多い歯医者の中には、知識も豊富で腕も立ち、対応も丁寧な歯医者もいる一方、経験は豊富だけど知識が古く、腕もイマイチで雑な歯医者がいるのも現実。

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そのため、良い歯医者の選び方・見分け方を紹介しているサイトは多いですが、

「医療器具を滅菌しているか」
「他の専門医と連携しているか」

など、患者からはパッとわからない・わかりにくい判断基準を掲載しているものが多いのも事実。

もっと誰でもわかる選び方・見分け方はないものでしょうか。

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そこで今回は、患者目線で素人でもわかりやすい、良い歯医者の選び方・見分け方に絞ってご紹介します。

診療時間

歯医者がしっかりと診療(診察・診断・治療)しようとすれば、1人30分程度の時間は必要。

診療を毎回15分以下で終わらせる歯医者は、患者と向き合っていない可能性があります。

例えば麻酔をした場合、しっかりと効かせるには時間を置く必要がありますが、診療時間を短くしている歯医者は、麻酔が充分効いていない段階で治療を開始します。

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また、どんな治療をするのか、治療後に何に気を付けるのかなど、説明に時間を使わず、患者側から質問したくても聞ける状況にない場面が多いこともあります。

歯科医院は保険診療がメインのため、診療する患者数が少ないと経営が厳しくなり、止むを得ず診療時間を短くして多くの患者を受け入れている医院もあるという現実も存在します。

しかし、診療に対する不安や治療中の痛みを感じている患者は、別の歯科医院に行ってしまうことを理解している歯医者であれば、丁寧かつ充分な診療時間を取る傾向にあります。

あなたが通っている歯医者が、診療に時間をしっかり取っているかは、一つの判断材料になるでしょう。

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患者への説明

誰でも「わからない」「痛い」ことは不安に感じるものです。

症状への不安を抱えたままであったり、治療中に強い痛みを感じる患者は、そのうち来なくなってしまうことを理解している歯医者は、丁寧な説明を行ってくれます。

「現在、歯や歯茎がどういう状態になっているのか」
「これからどういう治療をしていくのか」
「治療後、気を付けるべきことは何か」

など、患者側から問わなくても教えてくれたり、質問したときに不安や疑問にしっかり答えてくれるのも、歯医者を見分ける良い判断基準になります

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知識のアップデート

医学の常識が変化していくように、歯に関する常識や情報も変化していきます。

現在は、歯や歯茎、神経はできるだけ温存する治療が一般的になっています。

「虫歯は小さくても削る」
「歯茎が大きく下がるのに、歯石を無理矢理取ろうとする」
「歯の神経をすぐ取ろうとする」

など、どうしてもその治療を行わないといけない状態でもないにもかかわらず、歯や歯茎、神経の状態を出来る限り維持しようとしない歯医者は、知識のアップデートを行っていない可能性が高いので気を付けましょう。

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患者目線

しっかりとした説明を行ってくれる歯医者はもちろんですが、説明をした上で患者側の希望を聞き取りしてくれるのは良い歯医者です。

歯医者自身の判断だけで治療を行うのではなく、

「歯茎は下がりますが、歯を失うリスクが大幅に下がります」
「この治療には、Aという方法とBという方法がありますが、どちらが良いですか?」

など、メリット・デメリットを含め説明をしてくれたり、2つ以上の方法がある場合は選択肢を提示して選ばせてくれます。

また、現在はできるだけ歯を残す治療が主流となっているため、必要もないのに歯を抜いてインプラントにすることを勧める歯医者は危険です。

できるだけ歯を残すよう努力してくれる歯医者を選びましょう。

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情報収集

良い歯医者は、緊急治療を除き、初めて訪れたとき(初診)に、問診やレントゲン撮影はもちろん、歯周ポケットの深さを測ったり、口の中を写真撮影するなど、治療前に状態の確認と記録の保存をしっかり行います。

そして状態を診ながらカウンセリングを行い、治療方針を患者と一緒に決めていきます。

また、歯や歯茎の状態は年月を経るごとに変化していくので、定期的にレントゲン撮影(少なくとも年に1回)をして、状態を確認してくれる所も良い歯医者です。

それらを行わない歯医者は、長年の経験や感覚だけに頼って診察をしているので、間違った治療をしたり、余計に状態が悪化する可能性があるので他の歯医者に行きましょう。

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初診での治療

歯医者では、痛みや詰め物の外れなど緊急的なものの応急処置を除き、初診でいきなり本格的な治療を行うことはほとんどありません。

これは、歯や歯茎が悪い状態で治療を行っても、余計に悪い状態を長引かせたり、治療後の経過が悪くなったりするためです。

良い歯医者は、まずは歯石を取ったり、炎症を抑える薬を塗って、歯や歯茎の状態が少しでも改善してから本格的な治療を開始します。

緊急時を除き、初診で本格的な治療を開始する歯医者は、治療後の患者の状態を考慮していない可能性が高いので、避けるのが無難でしょう。

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予防歯科

虫歯や歯周病になったということは、歯の磨き方が良くなかったということ。

利益最優先の考えであれば、患者が何度も通って治療費を払ってくれるように、予防歯科に力を入れないほうが歯科医院は儲かります。

しかし良い歯医者は、歯や歯茎の健康を守るために、予防にも力を入れてくれます。

そのため、虫歯や歯周病になった部分も含め、丁寧な歯磨き指導をしてくれたり、歯ぎしりや食いしばりが見られる患者にマウスピースを勧めてくれるのは良い歯医者と言えるでしょう。

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担当制

いつも同じ歯科医師・歯科衛生士が診てくれることも大切です。

歯科医師・歯科衛生士がよく替わると、情報共有が不十分になりやすく、医療ミスに繋がる可能性が上がります。

また、同じ人が担当することで歯や歯茎の状態の変化に気づきやすくなるので、異常の早期発見にも繋がります。

特に、歯科医師や歯科衛生士の多い歯科医院では担当制でないこともあるので、頻繁に診療や歯のクリーニングをしてくれる人が替わる場合は、別の歯医者に移ることも検討するのも一つの手です。

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スタッフの定着率

歯科医院内の環境や待遇が良くなければ、専門の技術を持つ歯科系スタッフは、より良い環境を求めて転職してしまいます。

スタッフの入れ替わりが多い歯科医院には、何かしらの問題がある可能性が高いでしょう。

特に多いのが、歯科医師の人間性やスタッフ同士の人間関係に問題があるパターン。

一見、患者側には大きな影響がないようにも思えます。

しかし「担当制」の項目でお伝えしたとおり、スタッフの入れ替わりが多い歯科医院は、医療ミスや異常発見の遅れなどの悪い医療に繋がりやすいので、同じスタッフが長年勤めている歯科医院を選ぶのがオススメです。

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番外編:歯周病専門医・指導医のすすめ

特にこだわりがなければ、一般的な歯医者より「歯周病専門医・指導医」がいる歯科医院に通うことも検討してみてください。

「歯周病専門医・指導医」は、歯周病治療についての十分な知識と技量、経験があると認められた歯科医師が試験に合格して認定されます。

歯は被せ物やインプラントで補修・代替がある程度までは可能ですが、歯周病で下がった歯茎は再生が難しいため、歯周病について詳しく、専門的な治療も可能な歯医者を選んでみるのもおすすめです。

もちろん、歯周病専門医・指導医も、一般的な歯の診療は問題なく行えるので心配ありません。

「歯周病専門医・指導医」がいる歯科医院は、日本歯周病学会のホームページから検索できます。

日本歯周病学会「歯周病専門医一覧」
https://www.perio.jp/roster/expert/

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以上、すべてが揃っていなければ良い歯医者ではない、ということはありませんが、良い歯医者の選び方・見分け方の判断基準として参考になれば幸いです。

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