この記事を読んで実践すると、
悪い印象を抱かれにくくなる
他人から好感を持たれる
チャンスを掴みやすくなる
このようなメリットが得られます。
そうなる理由と具体的な内容は、この後わかりやすく解説していきます。
誰しも他人への印象は悪くしたくないもの。
しかし、自分はそんなつもりがなくても、実は悪印象になっている行動は多々あります。
パワハラ、セクハラなどは分かりやすいですが、ハラスメントにはならないけれど、内心で相手が嫌がっている言動はあるもの。
それを避ければ、相手に悪い印象を抱かれにくくなり、好感すら持って貰え、他人からチャンスが巡ってくるようになります。
今回は、意外とやりがちで他人への印象が悪くなる言動を、論文をもとにしつつも、わかりやすくご紹介していきます。
印象が悪くなる言動4選
100件を超す心理学のデータや論文から、
「他人への印象が悪くなる失敗」
についてまとめた論文では、他人に良い印象を与えようとして裏目に出ていることが多い物事として、以下の4つが挙げられています。
(出典:Impression mismanagement: People as inept self-presenters)
バックハンドコンプリメント
バックハンドコンプリメントとは「褒め殺し」のこと。
「頭が良いですね。エジソンを超えるんじゃないですか?」
「運動神経抜群だね。今からでもオリンピック選手になれるんじゃない?」
など、褒めてはいるけれど皮肉にも聞こえる褒め方です。
「パートなのに仕事できるね」のような上から目線もこの一種。
褒めてはいるけれど、言われた側が、
「実際はそう思っていないな」
「内心はバカにしてるな」
などと思ってしまうような褒め言葉は危険。
言った本人は本当に褒めているつもりでも、相手によってはむしろマイナス印象を与えてしまうので、褒め殺し(過剰な褒め言葉)は避けましょう。
ハンブルブラッギング
ハンブルブラッギングは「謙遜を装った自慢」のこと。
SNSに自撮りを投稿して「ノーメイクだから恥ずかしいですけど」と書く
ブランド品を身に着けて「安い給料だけど、ボーナスで買っちゃいました」と言う
など、謙遜しつつ実は自慢する言動です。
謙遜そのものは美徳とされますが、そこに自慢が見え隠れすると相手はウンザリするもの。
どうしても自慢したい場合は、他人と比較するような内容ではなく、
「以前は肌荒れが酷かったけれど、運動と食事で改善しました」
「家計管理をしっかりして、夢だった海外旅行に行けました」
など、「過去の自分と比較して良くなった」という言い回しのほうが、「努力をした」という印象が出るのでベターです。
ヒポクラシー
ヒポクラシーは「偽善」のこと。
ここでいう場合の偽善は「言ってることとやってることが違う」という意味合い。
「環境活動家が実は環境を気にせず豪遊していた」
「国民のためにと言っていた政治家が裏金問題を抱えていた」
など、表の顔と裏の顔が違うという内容です。
これには「◯◯はダメだからやらないで」と上司が部下に言いつつ、上司自身がダメと言ったことをやっていることも含まれます。
「言っていることと、やっていることが違う」というのは、思っている以上に他人に見透かされており、悪い印象を抱かれます。
他人に「この人は言葉と態度が違うな」と思われる行為は避け、「人の振り見て我が振り直せ」を信条に、例え他人がやっていたとしても、自分はやらないように心がけましょう。
ハブリス
ハブリスは「傲慢(ごうまん)」のこと。
ここでいう場合の傲慢は「他人との比較を使った自慢」という意味合い。
「私のほうが上手くやれるんだけどな」
「私だったら半分の時間で終わるけどね」
など、他人を下げて自分を上げる言動です。
この種類の自慢をすると、聞いた相手は反射的に「バカにされた」と思う可能性があります。
ナルシストと思われるだけでなく、実際より能力が低く見られるようになってしまうので、傲慢と思われる発言をしないように気を付けましょう。
まずはこの4パターンで、相手は不快に感じるというのに気づくことが第一歩。
論文では4つ紹介されましたが、他にも大小問わず、「自分は気づいていないけど、他人への印象が悪くなる言動」は存在するので、人間関係を良好に保ちたい方は、本などで学んでみるのもオススメです。
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