【実験で検証】パソコンのキーボードは本当に雑菌だらけなのか?

テレビやネットなど、様々なメディアで「○○は□□よりも菌が多い」と言われ、清潔にすることや除菌が謳われる昨今。

仕事やプライベートで使われるパソコンのキーボードも、「人の手が触れるから大腸菌やサルモネラ菌などの細菌が多い」と言われますが、実際どうなのでしょうか?

検証結果

衛生微生物研究センターが実際にキーボードの細菌の数を調べたところ、


キーボードを10台ほど調べましたが、細菌はほとんど検出されません。

出典:衛生微生物研究センター「キーボードは汚染されている?

細菌は必要な水分や栄養素がないと増殖できません。

例え雑菌が付いた手で触れてキーボードに移ったとしても、増える要素がないと、時間の経過と共に死滅してしまいます。

テレビやネット記事で細菌の数がたくさんあると検証結果が出ているのは、手で触って時間が経っていないなどのタイミングや状況によるものと推測されます。

ただし、食べ物を触った手や汚れている手で触れてしばらくは、細菌がキーボードに付着している状態です。

細菌が死滅する前に雑菌が残るキーボードに触れて、そのまま食べ物を口にしたり、顔などに触れると、細菌が体内や皮膚に悪影響を与える可能性があるため、清潔な手でキーボードを使用することを心がけてみてください。

これはキーボードのみならず、スマホやリモコンなどにも言えることなので、注意しましょう。

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