最強に体が温まるカイロ・マフラー・ダウンの貼り場所と着方

外に出た瞬間、思わず「寒い」と言ってしまいそうになる、冬の震えるような冷たい空気。

そんなときに役立つのが、寒さから身を守り、冷える体を温めてくれる強い味方「カイロ」「マフラー」「ダウンジャケット」

凍えるような冬を乗り切るマストアイテムですが、実は体を効率的に温める最適な使い方と意外なポイントがあるんです。

今回は、「カイロ」「マフラー」「ダウンジャケット」の1番温まる貼り場所と着方をご紹介します。

画像

【カイロ】全身を温めるベストな貼り場所とは?

冷えた体をしっかりと温めてくれるカイロ。

カイロを貼る場所として良いとよく言われるのは、肩甲骨、腰、お腹ですが、全身を温めるのに1番効果的な貼り場所は実は「足裏」なんです。

同じ被験者にカイロを貼る場所を「首」「背中」「お腹」「腰」「足首」「足裏」と変え、10度の部屋で30分間過ごして貰い、30分後の体の表面温度を比べた実験でも、

1位「足裏」
2位「お腹」

のように、「足裏」が1番全身が温まるという結果になりました。

画像
出典:TBS「【これは意外!】カイロやダウンジャケットで体を一番温める方法

他の部位は貼った場所周辺は温かくなるものの、それ以外の場所はほとんど温度に変化はありませんでした。

これは足の裏は皮下脂肪が少なく、肌表面近くに血管が集中しているので、カイロの熱が効率的に血液に伝わり、温められた血液が全身を巡ったため。

カイロは肌を温めるより、血管を流れている血を温めるほうが、温度の上がった血が巡り全身を温めてくれます。

現在は靴や靴下に置いたり貼ったりするタイプのカイロもあるので試してみてください。

画像
出典:楽天市場

しかし中には、

「足裏にカイロは違和感ありそうで嫌」
「普通のカイロが家にたくさんある」

という方もいるでしょう。

実験でも、足裏の次に体を効率的に温めてくれた場所は「お腹」だったので、足裏を温められない場合はお腹にカイロを貼りましょう。

特にヘソ下(下腹部)の脂肪が少ない部位の方が熱伝導が良く、カイロの熱が効率的に伝わり、腹部にある太い血管を温められるので効果的です。

画像

また、カイロは揉まないほうが温かさが長持ちします。

揉んでしまうと空気を取り込むカイロの穴が目詰まりを起こしたり、中身が寄って発熱を妨げてしまいます。

貼らないタイプのカイロは外袋から出して数回振るだけ、貼るタイプは外袋から取り出すだけで温かくなるので、揉まずに使用するのがポイントです。

【マフラー】防寒効果抜群の巻き方はこれ

寒い冬に活躍する防寒&おしゃれアイテムのマフラー。

マフラーには様々な巻き方がありますが、今回はマフラーでよく使われる「二重巻き」「ワンループ巻き」「ネクタイ巻き」の3つで実験を行いました。

画像
出典:TBS「指先までポカポカ!一番温まる「マフラーの巻き方」はこちら

同じ被験者にマフラーの巻き方を変えて10度の部屋で30分間過ごして貰い、30分後の体の表面温度を比べた実験では、

画像
出典:TBS「指先までポカポカ!一番温まる「マフラーの巻き方」はこちら

体が一番温まったのは、2つに折ったマフラーを首にかけ、輪っかになった部分にマフラーの端を通す「ワンループ巻き」でした。

これは、「二重巻き」と「ネクタイ巻き」が、首回りの生地の重なりが2枚なのに対し、「ワンループ巻き」では2つに折っているので、生地が4枚に重なり首元の空気がより遮断(断熱)できたため。

画像
出典:TBS「指先までポカポカ!一番温まる「マフラーの巻き方」はこちら

さらには、体の中からの熱の放出や外からの冷気の侵入が大きく遮断されることで、太い血管が通っている首が冷えず血流が良い状態を保てるので、手先まで血流が行き届くようになりました。

おしゃれアイテムとして使用する場合は好きな巻き方で問題ありませんが、防寒対策として使用する場合は「ワンループ巻き」がオススメです。

【ダウンジャケット】保温力を最大限引き出す着こなし方

体を暖かく保つために欠かせない「ダウンジャケット」

寒いときにはダウンジャケットの下に何枚も重ね着したくなりますが、保温性を高めるにはどういう着方がベストなのでしょうか?

実際に、ダウンジャケットの下に厚手のセーターと薄手のシャツを着て10度の部屋で30分間過ごして貰い、30分後の体の表面温度を比べる実験を行ったところ、

より体温を高く保ったのは「薄手のシャツ」を着た状態でした。

画像
出典:TBS「【これは意外!】カイロやダウンジャケットで体を一番温める方法

これは、ダウンジャケットは羽毛が空気を含むことで体温を保ち、外部の冷気を遮断するため。

厚手の服を重ね着すると、羽毛の間や服と服の隙間にある「断熱効果の高い空気層」が潰れてしまい、ダウンジャケット本来の保温力が損なわれます。

窓の防寒対策として二重窓があるように、空気は思った以上に断熱効果があり、空気の層を作ることで暖められた空気が体を保温し、外から入ってくる冷気を遮断してくれます。

薄手の服を着用することで、空気の層を潰さずダウンジャケットの機能を最大限に引き出し、軽やかで暖かく、動きやすい着こなしを実現できます。

さらに暖かくしたい場合は、薄手のトップスの下に発熱効果や保温効果のある薄手のインナーを着用しましょう。

「薄手の服だと屋内でダウンジャケットを脱いだときに寒い」という方は、セーターやカーディガンなどを持ち歩くのがオススメです。

画像

また、マフラーやダウンジャケットで防寒する場合は、家を出る少し前から着ておきましょう。

外出する直前や外に出てから着てしまうと、マフラーやダウンジャケットの間にある空気が温まっておらず、首元や体に寒さを感じやすくなります。

さらには、冷えた空気を内部に取り込むため、温まるまで時間がかかります。

防寒着は外出する前に着用するのがオススメです。

画像

防寒アイテムのポイントまとめると、

  • カイロ:足裏またはお腹の下腹部に揉まずに貼る
  • マフラー:「ワンループ巻き」で首元の断熱性を高める
  • ダウンジャケット:薄手の服と合わせて、空気の層を活かした着方をする

これらが冬の防寒アイテムの1番温まる使い方です。

防寒アイテムを賢く活用して、寒い冬を暖かく過ごしてください。

人気記事も下のほうにあります。
向上ライフが選んだ、この記事に関連するおすすめアイテム。
(実際に購入した方の口コミはリンク先でご確認ください)

男女問わず使え、色・柄違いもたくさんあるマフラーとダウンジャケット↓

タイトルとURLをコピーしました